2002 年 11 月 26 日


『週刊アスキー』今週号 (5周年記念で分厚い) の『電脳なをさん』……やばい、 これ凄すぎる。反則。通勤電車の中で笑いを堪えるのに必死ですた。


「The IPv6 mess」 ……読んでみました。 djb 氏の言ってることももっともな気はしますが、 そもそも IPv6 (IPng) 仕様策定の際に議論された重要な動機の一つが 「インターネット経路表の爆発問題」であるから ---- 何だかんだで IPv4 ネットワークが健在である現在では大半の人が忘れてしまったことかもしれないし、 そうでなくても明らかに素人受けしないネタではあるが ----、 既存の IPv4 ネットワークの滅茶苦茶なアドレス割り当て状況をそのまま温存しようなんて、 当時議論に携わっていた方々には到底考えられぬ話だったんだろうなぁ、 などと想像したりするわけです、はい。というか、 むしろそうでなければ何のためのアドレス・アグリゲーションなんだか、 ってことになるかと。

まあ、当初の IPv6 普及シナリオがあまりにも楽観的すぎたという誹りはおそらく免れ得ないでしょうし、 バージョン6を名乗りながらも実はバージョン4との上位互換性がない (単純に手元のソフト / ハードをアップグレードしただけでは駄目だ)、 というのは一般ユーザー的な感覚とは合致しないというのも事実でしょうが ---- もしかしたら単にネーミングの問題だけだったりして ---- 、 だからといって今頃「IPv6 はクソだ」と叫んだところで仕方ないんだけどね。


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Takayoshi OHNISHI
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