2002 年 4 月 〜 8 月


ズタボロです。


2002/04/01 (Mon)

 今日はエイプリルフールだが、特にネタが見当たらない……ええい仕方ない、 「皆様御元気ですか、僕も元気です。 今日もマ社で一生懸命頑張っています」なんてことにしておくかな。


2002/04/03 (Wed)

 福田和也 著『悪の対話術』 (講談社現代新書) を読了。既に福田氏の著作の大半を読了しているせいか、 今さら真正面から「悪」と言われても、(僕は) どうってことはなかったりして。


2002/04/04 (Thu)

 午前は歯医者に行くため、やや強引だが半休。その後、 御奉公先へ向かう途中に T 本氏 (元国会議員ではなくて (それは T 元)、 大学時代の先輩です) と偶然同じ電車に乗り合わせました。 もうとてもとても、お久しぶりでしたよ……とはいっても実は、 小田急線の長後駅から町田駅までの間、 僕は土 M 氏が同じ車両にいたことに全く気づかなかったのでした、不覚 (やっぱり少し失礼だったかなぁ? まあ、今週の『モーニング』が意外と面白かったということで御勘弁の程を)。


2002/04/05 (Fri)

 仕事の方が、かなり忙しい。というか、 「同じ製品だがバージョンが異なる (並行開発されている) ものを、 二つ同時に面倒見て欲しい」というのは、かなり無理があるんですけど (使えるリソースを倍にしてくれるというのなら、全然文句無いのだが)。


 それとは関係ないけど、 なんと阪神タイガース、破竹の開幕六連勝ですか (信じられん)。 さぞかし R 師匠も御満悦でしょうなぁ……僕もなんだか、 宗旨変えしたくなってきたよ(?)


2002/04/06 (Sat)

 久々に病院に行き、アンチ花粉症の薬品を補給。 しかし土曜日の昼過ぎだというのに、病院内は幼いお子たちで一杯だよ、 そして皆とても元気に泣きなさるし。でも仕方ないか、 僕だって大昔は医者が滅茶苦茶嫌いだったからね……そういえば思い出した、 幼稚園児の時に歯医者の治療が怖くてゴネまくったりとか、 小学一年生の時に日本脳炎の予防接種の注射が怖くてゴネまくったりとか、 僕もいろいろとやらかしたもんですよ……だから君達の気持ちもよく分かるぞ、うん。 でも当時のことをこうして思い返してみると、やっぱり余りにも恥ずかし過ぎて、 無性に叫びたくなってしまうぞ、アオーン。


 それはともかく、阪神は開幕七連勝。さてどこまで行けるか。


2002/04/07 (San)

 阪神タイガース開幕八連勝ならず、か。ちょっと残念だけど、 まあペタジーニの満塁ホームランさえなければ勝てた試合だったということで (?)。 それにしても巨人は巨人で、大味な試合するよな。 打線が大爆発すれば即勝利、ってか。負ける時は全く覇気がないしな。 もうちょっと戦略とかそれっぽいのを見せて下され。


2002/04/08 (Mon)

福田和也 著『悪の恋愛術』 (講談社現代新書) を、 だいたい二時間弱でさらりと読了。前著『悪の対話術』の方が、 まだ読みごたえがあったかなって感じですなぁ。 本書中では著者自身の体験に基づく挿話よりも、 スタンダールや谷崎潤一郎等古典文学作品からの引用の方が遥かに多いせいだろうか、 どうにも詰めが甘いというか、 むしろ逆に説得力がやや弱まったようにすら感じられる。いや、 福田氏の他の著作をいくらか読んでいるならば、 このような構成もいわば必然だったってことは分かるんですけどね (要するに人間なんてものは、何年経っても全然進歩していないっていうこと)。 とは承知していても、なんだか物足りないというのもまた事実なのだが。 現代の一般的な恋愛観と古典的なそれとの、 際だった差異あるいはギャップを埋める作業が、 もう少し丁寧な形で必要だったか?


2002/04/10 (Wed)

 マーク・ピーターセン著『日本人の英語』 (岩波新書) を読了。英作文の向上を目指す日本人にとっては必読の書、 と言い切ってもいい程の良書ですな (何を今更)。


2002/04/11 (Thu)

 気がつけばここ数日のうちに、 大気中を飛散しているスギ花粉の量が目に見えて少なくなってきたぞ……いや、 花粉そのものは当然見えないのだが (もし見えているなら、当然避けながら歩くに決まっている)、 ここに至ってようやく、 アレルギー症状がほとんど現われなくなってきたのだ。 おおこれでようやく、「長かった戦いよ、さらば」ってか。


2002/04/13 (Sat)

 昼過ぎに歯医者に行って診察を受けた。 先日治療した箇所は特に不具合なしということで、 今回は歯のお掃除 (ポリッシングというらしい)。 しかし一通り済んだかなと思われた後、 看護婦さんが歯と歯茎の間に何やらズコズコと突き刺すもんで、 痛くてたまらなかったよ (実際に「痛い」と叫んだ)。 曰く、「歯茎が腫れてますね」とのことだが、余計なお世話だ (!?)。 しかしこれで明らさまに撫然としてしまうのを隠せない僕も、 まだまだ修行が足りんな (いやでも、すごい痛かったのよホントに)。


 それはともかく、 どうやらまだまだスギ花粉は元気らしく、 しばらくマスク無しで外を歩きまわっているうちに、 我が鼻腔はすっかりガビガビに乾き切ってしまった……うむむ油断したかな。


 帰りに晩飯の買い出しを済ませた後、 最寄りのクリーニング店で一週間前に頼んだコートを受け取ろうとしたのだが、 店員さん曰く、「ええと、まだ仕上っていないようです」 「この時期は、コートや上着の注文が多いんですよ」 とのこと。しかし僕、そのカウンターの奥に無造作に積み置かれた衣類の中の一着に、 かなり見覚えがあるんですけど……まあそれはともかく、 一週間では終らないのならば最初にそう言っておくれ。


2002/04/14 (Sun)

 日垣隆『敢闘言 さらば偽善者たち』(文春文庫) を読了。 この分量で定価 667 円というのは、御買い得ですよ奥さん (誰?)。


2002/04/15 (Mon)

 『使って学ぶ IPv6』(ASCII) を購入。 最近はあまり FreeBSD を使わなくなったのだが、まあいいか (むしろ IPv6 そのものを忘れかけている)。執筆者の方々はご苦労さん、 ってことで (監修者の S 原先生、お疲れ様です)。さて、いつ読もうかのう。


2002/04/16 (Tue)

 御奉公先では「RC1 出たぞコングラッチュレーションズ」ということで、 今日の昼食はフランス料理。 しかし、食ってる途中で喋ると味が分からなくなる (従って黙々と食べ続けるしかなかった) というのは、これ果たしていかがなものか。 一応社会人だということで、もう少し食事に金を使ってもいいよな、 なんて一瞬思ったりして。


2002/04/18 (Thu)

 年に一度の age++ な日。だからって別に、どうということもなし。


 『週刊モーニング』今週号の『ジパング』…嗚呼、 ついにやっちまったか。それにしても角松 (主人公)、 いつまでそこで寝そべってるんだよ。 前回で肩を撃ち抜かれたとはいえ、いくらなんでも気合いが足りなさ過ぎるよ、 それとも腰が抜けてしまったのか? (ネタばれギリギリか)


2002/04/22 (Mon)

 先週末は死んでました (単なる寝過ぎ)。 気がつけば、クリーニング店へのリベンジも何処へやら。


 先月は花粉が飛び回っていたため運動不足に陥ってしまったので、 ここぞとばかりに現在「低飲酒リン・ダイエット」を敢行中なのだが……全然効きやしねぇっての (結局飲みすぎてしまうのが敗因か?)。


 島本和彦 著『吼えろペン (4)』(小学館サンデー GX コミックス) を読了。


2002/4/24 (Wed)

 唐沢なをき 著『カスミ伝△ (2)』(講談社) を読了。


2002/4/26 (Fri)

 勢古浩爾 著『わたしを認めよ!』(洋泉社新書 y) を読了。


2002/5/2 (Thu)

 山本弘『こんなにヘンだぞ!「空想科学読本」』 (太田出版) を読了。


2002/5/3 - 5/6

 風邪をひいてしまったため、最低限の買い出し以外には、 ほとんど外へ出られず。無念なり。特に 4 日と 5 日の体調は最悪で、 どうしても鼻水が止まらず、 ティッシュペーパーのストックがあっと言う間に底をついてしまったほどである (花粉症の時には全然鼻水が出なくてすんだのだが、なんで今更)。 外に出られないので仕方なくトイレットペーパーを流用して凌いだのだが、 6 日の夜になって買い置きしておいたティッシュ 5 箱御徳用パックを発見してしまい、 かなり脱力。


2002/5/13 (Mon)

 風邪が直ったと思ったら、今度は腰が痛くなってたまらん。 しかもいつまで経っても直らない。


 中国・瀋陽の日本領事館で起きた、 北朝鮮亡命者拘束事件……あの VTR を見る度にどうしても腹が立って仕方ない (民放はやりすぎとしても、NHK ですらあのシーンを壁紙にするというのは……)。 どうやら拘束された五人の北朝鮮への強制送還は免れそうだという、 いささか楽観的な報道のみが現時点での救いだろうか。 個人的感情を抜きにすると、 件の映像を見る限りでは日中共に分が悪いところが明らかであるために、 日中間の外交的応酬はどうしても、水掛け論的なものに終止せざるを得ないだろう。 まあそれはそれとして、 例えどのような決着を迎えようとも「二度の失敗は許されない」ということを、 政府・外務省は肝に銘ずべきであろう。(しかしやたらと「主権侵害」だと騒ぐけど、 領事館内が日本の領土というのなら、 それ相応の備えをしなければいかんのじゃないか?)


 昨年夏に A 新聞のおまけで鈴虫をもらったのだが、 親虫が死に絶えた後に残された卵入り籠に (あまり期待していなかったけれど) 定期的に水分を与え続けていたら、何と先日、 幼虫が二匹ほど孵化したではありませんか……ちょっと感動したよ。


2002/5/14 (Tue)

 サッカー日本代表 vs ノルウェー代表の試合は、0 対 3 で敗北。 テレビつけっぱなしで寝てしまったので、 後半ロスタイムしか覚えていないが……こりゃ見なくてよかったということか。

 これ が $99 とは、安いな (相変わらずの円安ドル高だけど)。


2002/5/27 (Mon)

 まだ腰痛が直らないという罠。そして気がついてみれば、 孵化した鈴虫の幼虫が四十匹程に増えてしまっているから驚き。 昨年は雄二匹・雌一匹しかいなかったはずなに、 なんでこんなにウジャウジャと生まれてくるのか。 いずれ引き取り手を探さねばいかんかなぁ。


 『田中宇の国際ニュース解説』 の最新版、 「北朝鮮亡命事件の背景」 を読んで愕然とする。何じゃい、この落ちの付け方は。 韓国側の事情はともかくとして、 我が国での辻元清美・加藤紘一・鈴木宗男ら国会議員の失脚から、 「韓国と日本では、 国を挙げて北朝鮮を敵視する体制が少しずつ形成されているようにも感じられる」 という推測が導き出せてしまうのだったら、 世の中全てが米国陰謀論で説明できてしまうよ、阿呆らしい。

 日本で北朝鮮に対する警戒心が高まってきている背景を語るならむしろ、 昨年末の不審船事件、さらに遡るならば 1998 年のミサイル発射実験をこそ、 俎上に乗せるべきであろう (それともこれらの事件もまた、 アメリカの国策とでも言うのか?)。 また、辻元・加藤・鈴木氏らが失脚したのは、 どう考えても国民世論の突き上げ、激しい反発が直接かつ最大の要因ではないのか (鈴木氏に至っては、未だに自民党が庇い立てする構えを崩していないが、 それは何故? まあそもそも、三氏の失脚の背景をまとめて論じることに無理がある)。 何よりも、彼らの失脚すら実は米国の思いのままなのだ、 というのが真実だとするならば、 日本国民全てが即刻ニヒリズムに退行してしまうっての。

 まあ、「陰謀論には与しないというのが大人の知恵」ということであり、 酒席での与太話ならともかく、 本気でこういう話を信じてちゃいけないってことですな (前々からそう思ってはいたけど、今回の記事は余りにも下らなかったので。 まあ注意深く読めば、田中氏の最近の記事はタイトルだけは過激だけれど、 本文内容のほとんどが伝聞・推測ばかりであり、 まずその点で信用に足るとは思わないのが普通だろう)。 何でもかんでも米国の陰謀と考えるのは、結局のところ思考停止でしかなく、 そんなことでは (米国民ですら) 自力で一歩前に踏み出すことすらかなわない、 と思うのだが。

 (別にアメリカを庇っているわけじゃないよ。 例えば「9.11 ブッシュ陰謀論」とか、 そのルーツである「ルーズベルト陰謀論」とかには、 別の意味で不快感を禁じ得ないのだが……眠くなったのでまた次の機会に)。


2002/5/28 (Tue)

 今日一日で新たに 14 匹の幼虫が孵化してました、 明らかに増えすぎ (勘弁してくれ)。


 日増しに高まりつつあるインド・パキスタン間の軍事的緊張……御奉公先ではインドさんたちと連係して仕事しているので、 さすがにこれ他人事とは思えない、というか気が滅入る (勘弁してくれ)。


2002/8/7 (Wed)

 ふむ、 Services for UNIX version 3.0 日本語ベータ版のダウンロードサービス開始、 ですか。.Net Passport アカウントの取得が必須なのと、 企業ユーザ向けの登録フォームに無理矢理記入させるのとが多少気になるが、 とりあえず無料ということでダウンロードしてみますた (笑)。 README.txt を読んでみたら、 どうやら locale 周りの機能も用意されている模様。


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Takayoshi OHNISHI
ohnishi@sfc.wide.ad.jp