メディア環境基盤論

WWWの現状

SGMLとHTML

ホームページの記述言語として、言わずと知れたHTML(HyperText Markup Language)がある。この記述言語の母胎はSGMLという記述言語である。
コンピューターはいろいろな機種があり、いろいろなソフトウェアが使われます。そのためにせっかくの情報がそのままでは交換できない場合が非常に多く、企業間の情報共有に支障をきたしていた。
 そこで、文書データについていろいろなコンピューター間で交換する目的に開発されたものがIBMの開発によるGML(Generalized Markup Language)だったのです、これをさらに国際的な規格にまで押し進めたものがSGML(Standard Generalized Markup Language)である。
 この文書データ互換の考えはCALSにも取り入れられ、SGMLはCALSの文書データ互換の標準となりました。これ以外にもCADデータや図形データなどいろいろなデータの標準化が制定された。
 現在、一番SGMLを活用しているのはアメリカの4軍(陸・海・空・海兵)です。日本でも環太平洋合同演習やNATO規格の武器をアメリカから購入するなどの理由から、軍需産業で急激にCALSの文書データとしてSGMLの活用が要求され始めている。

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