(自分の立場はさておき)最近の日経などのNTT東西のネットワークでIPv6使えない報道に関しての個人的な考え。

  • NTT東西が(ネットワーク設計上何かしら問題があったかどうかは分からないが)閉域網にもかかわらずULA(Unique Local IPv6 Unicast Address)のアドレッシングしなかったことはよくなかったと思う。但しRFC3484に準じたIPv6 prefix policy tableの設定を変更することで問題は回避できる。それらの一般ユーザ向け設定ツールはNTT西はリリースしている。NTT東はリリースしていないけど IPv4アドレス枯渇対応タスクフォースからダウンロードできる。
  • そもそも閉域網であることは法的・制度的側面によるものである。
  • さらにステークホルダ(JAIPA)によって案3のネイティブ接続は猛反対されてなくなり、現在の代表3社のIPoE接続方式になった
  • マスコミはこういった制度的側面(閉域網であること)、歴史的背景(案3が消えたこと)を理解せず、NTTのみに非がある書き方をしていることは 問題である。せめて問題だと騒ぎ立てるところで終わらずに、現状ユーザサイドでできうる対策(policy table変更)があることを伝えるべきであると思う。
  • とはいうものの、Bフレッツからフレッツ光ネクストへの移行に工事費がかかるとか、IPv6オプション契約に工事費2100円(西)かかってしま うとか、はNTTが一定期間工事費とらないなどの努力してもいいポイントだと思う(そっちの方がBフレッツユーザを光ネクストへマイグレーションできて win-winでは?と思う)