2008年04月05日
ブログ移転
あと5日で渡仏して11ヶ月になります。日記としてののブログで約330日で146エントリーを投稿してきました。2.3日に一回ということで、渡仏前に自分が思っていたよりマメに投稿できていると思います。4月上旬は日本では、新学期と満開の桜と、新入生と、新入社員に溢れた、心機一転の季節だと思います。
そこで、僕も心機一転ブログを移転することにしました。今までフランス理系大学生の日記を読んでくれていた方々ありがとうございました。フランスで理工学で日記を続けていこうと思います。
※このブログでは、すべてのエントリーでコメントできないようになってます。
2008年04月04日
ルイーズ・ブルジョワ
パリのポンピドゥーセンターでルイーズ・ブルジョワの展示会をやっているみたいです。六本木ヒルズの蜘蛛「ママン」を作った人みたいです。というのも、ソックリなオブジェがおいてありました。
六本木ヒルズのやつよりも小さいですが、すごく近くで見れるので迫力がすごかったです。今回は、このオブジェしか見てないので、展示会もゆっくり見たいなと思います。
2008年04月03日
右ハンドル・左ハンドル両対応
日本やイギリスの自動車は、フランスを初めとするヨーロッパの国とは反対で、右ハンドルですが、これはドライバーの混乱を招きます。無料新聞紙の広告で見つけたんですが、シトローエンの新型車はハンドルが右左にボタン一つで動かせるらしいです。
すごいなーとおもったら、エプリルフール(Poisson d'avril)でした。新聞の中にもたあいないウソが混じってるそうですが、フランスでは広告にも進出しているみたいです。
シトローエン発表
自動車の革命、右ハンドル、左ハンドル自由自在
CITROËN PRÉSENTE
UNE RÉVOLUTION POUR L'AUTOMOBILE
GOUCHE DROITE ET VICE RERSA
投稿者 tu-ka : 08:11 | コメント (4) | トラックバック
2008年04月01日
Trivial pursui
友達の家で、Trivial pursuitなるゲームを体験しました。写真の双六みたいなやつでさいころをふって、カードの中で止まった目の色の問題を読んでもらって答えられたら、ピースをゲットできて、6個のジャンル全てのピースが先にそろった人が勝ちというゲームです。実際にやったわけではなく、だらだらと問題を読んでみんなで早く答えるゲームをしていただけでしたが。実はこのゲームを見るのは2回目で、結構一般的みたいです。
今回のテーマは1990年代にしぼられているということで、ちょっとは期待しましたが、現在のフランス語力ではフランス人たちには相手になりませんね。読まれる問題を理解するのに時間がかかってはや押しに勝てないのと、フランス人にとって懐かしい問題とかがかなりチンプンカンプンでした。
A. 1997年のサンフランシスコのバジリカ天井の崩壊が思い来させるモノは?
D. アメリカン・ビューティーでオスカーを獲得した俳優は?
V. 映画ブレア・ウィッチ・プロジェクトの世界中でオリジナルの出版社はどこでしょう?
C. どの公共の企業でChristian Blancを引き継ぎ、Jean-Cyril Spinettaが就任したでしょう?
M. 誰が映画タイタニックの主題歌を歌ったでしょう?
S. フランスは長野オリンピックで8個のメダルを獲得しましたが、何個が金だったでしょう?
A. Qu'est-ce que q provoqué en 1997 l'effondrement de la voûte de la basilique de Saint-françois d'assise?
D. Quel acteur a obtenu l'Oscar pour son rôle dans American Beauty?
V. Quel a été le monde original de lancement publicitaire du film Le projet Blair Witch?
C. Dans quelle entreprise encore publique Jean-Cyril Spinetta avait-il succédé à Christian Blanc?
M. Qui interprète la chanson principale du film Titanic?
S. Sur les 8 médailles ramenées par la France aux J.O. de Nagano en 1998, combien étaient en or?
答え:
A. 地震(un tremblement de terre)
D. ケヴィン・スペイシー(Kevin Spacey)
V. インターネット(Internet)
C. エール・フランス(Air France)
M. セリーヌディオン(Céline Dion)
S. 2
投稿者 tu-ka : 06:01 | コメント (3) | トラックバック
2008年03月31日
囲碁
中国人の友達の家で、ダンスパーティをしてきました。マンションの一室で、深夜まで爆音で音楽を流して踊るという、無茶を。。
パーティが始まるまで待ち時間に囲碁を。高校の頃に友人が囲碁部に入ったのをキッカケにして、少し遊んだのを最後に全然やってなかったので、テクニックも定石も完全に忘れてました。当然敗北。相手も始めたばっかりだったので、まだ戦えるかもしれないという期待もあって久しぶりに楽しかったです。10年ぐらい前に覚えた囲碁もなんだか役に立ちました。
パリのどこかで結構人が入ってる囲碁カフェを見たんだけど、どこだったかな〜?フランスではJeu de goって流行ってるのかな?ウィキペディアの記述も充実しているみたいです。
投稿者 tu-ka : 20:47 | コメント (4) | トラックバック
2008年03月26日
Musée de la Marine
トロカデロ広場の隣にある、Musée de la Marine(海洋博物館)に行ってきました。この博物館は手持ちのガイドには詳しく情報が載ってないけど、ちょっと人気のあるMusée de l'Homme(人類博物館)のすぐ隣のドアにあるので(写真一枚目)、ちょっと行ってみるかなぁと。熱帯魚とか、クラゲとか、奇怪な深海魚とかが見れるのかな〜と思ったら、フランスの船の歴史博物館みたいなモノでした。。
なんか目的が外れたせいか、適当に流して見て来ちゃいました。学生で常設展示だけ見学なら、4.5ユーロ。ナポレオンの時代の船から、近代の軍艦、海洋探索の潜水艦まで展示されていて、興味がある人には面白いんだろうなと感じました。船の装飾が豪華で、船と港が描かれた絵画の部屋も充実していて、美術館ぽいところもあります。
皇帝ナポレオン1世のボート(Canot impérial de Napoléon Ier)
建造
このナポレオン1世のボートは、完全な形で保管されていることが知られているフランスのこのタイプでは唯一のボートである。舟の建造は、1810年の春に、皇帝が数年前に建設を命じた海軍工廠を訪れるため、アントウェルペンへ赴く際、最高機密として決定された。技術者のギュマールが舟の設計図を提供し、Granville出身の彼の恩師テオが建造の監督に当たった。
彫刻装飾はアントウェルペンの芸術家、Van Petersenへと委託された。たったの21日でこのボートは準備された。全長は18メートルで、後ろ三分の一は豪華な装飾屋根で占拠されている一方、漕ぎ手は壮麗なネプチューン(海の神)の船首像までのその残りを占める。
La construction
Le Canot impérial de Napoléon Ier est la seule embarcation de ce type que la France a su conserver dans son intégrité. Sa construction a été décidée dans le plus grand secret au printemps 1810, lorsque l'Empereur proposa de se rendre à Anvers pour visiter l’arsenal, dont il avait ordonné la création quelques années plus tôt. L’ingénieur Guillemard fournit les plans du canot, tandis que le maître Théau, originaire de Granville, en supervise la construction.
Les sculptures décoratives sont confiées à un artiste anversois, Van Petersen. En 21 jours seulement l’embarcation est prête. Elle mesure plus de 18 mètres de long : le tiers arrière est dominé par un rouf richement décoré, tandis que les rameurs occupent tout le reste de l'espace, jusqu'à la majestueuse figure de Neptune.
投稿者 tu-ka : 04:49 | コメント (6) | トラックバック
2008年03月22日
帰国しました
19時にインズブルクを発ってフランクフルト->CDG空港->パリ->ヴェルサイユと戻ってくるのに深夜2時になってました。インズブルク->フランクフルトは、またもやプロペラ機で、座席が後ろの方で、車輪が見える位置でした。着陸のときにタイヤを凝視していたのですが、タイヤを支える棒の部分がバネみたいに衝撃を吸収してました。滑走路の減速中には、タイヤのディスクブレーキから火花が散っていて、ちょっときれいでした。
短い滞在でしたが、いろいろ楽しい事がたくさんあって、この街がすごく気に入りました。遠い将来また来て、この滞在の事を懐かしがったりしたいな〜と思います。上空からインズブルクの中心街を撮ってみました。
投稿者 tu-ka : 00:23 | コメント (4) | トラックバック
2008年03月21日
Innsbruckの山
Innsbruckの山にも登ってきました。最初にこの街に付いたときに、山が”高っ!、近っ!”と感じるぐらいの印象でしたが、街の中心地からトラムとロープウェイを使って、片道1時間ぐらいでした。頂上の標高2256mのところまでこんなにすぐに行けるなんて、何て便利。
ロープウェイにはほとんどがスキー客で、ひとりコートとマフラーでかなり浮いてました。頂上は曇っていて、街は見下ろせなかったんだけど、中間地点からの展望はかなりワクワクするものがありました。今度来るときはスキーをする予定も入れておいた方が良いかもしれない。
投稿者 tu-ka : 10:23 | コメント (5) | トラックバック
2008年03月20日
夜のInnsbruck
発表も終わったし飲みにいこうということで、Innsbruckの街を歩き回ってレストランを探しました。Pianoというレストランで、まず食べる事に。寒かったので、「エンジンをかけようか」とかいって、まず、シュナップスを空きっ腹に叩き込んでから始めました。下のサイトを見る限り正しい飲み方だったようです。
http://www.euroassist.de/fooddrink/schnaps.htm
シュナップスとはドイツの蒸留酒のことです。穀物・ハーブ・果物などから作ったものでアルコール度が40%前後あり、食後の消化をたすけるためのディジェスティフとして飲みます。(もちろん普段から飲んでる人もいます。ビールの合間に一気飲みしておなかを暖めるとも言います。)
ビールは500mlを3杯飲んでから、クラブへ。クラブではビール小ビン6本で10ユーロ(1500円)。かなり安いです。飲み放題みたいなもんです。7人グループで行ったのですが、他に学会のメンバーが3人踊ってました。。。この夜はかなりのメンバーがココに集まってたかも。さらに深夜にホテルに帰ってさらに飲む。次の日は意外と大丈夫でした。シュナップスで始めて、ビールしか飲んでないから飲み合わせが良かったのかも知れません。
投稿者 tu-ka : 21:46 | コメント (5) | トラックバック
2008年03月19日
発表終了とInnsbruck散歩
発表終わった〜。やっぱり自分の発表が終わらないと、何となく他の事を楽しめないかな。他の人の発表を聞いてても、自分の番が気になっちゃいます。発表の順番は人によると思うけど、僕の場合は早ければ早いほど、好きです。今回の発表は初日の3番目で、かなり良い順番でした。
学会が終わった18時からインズブルクを歩き回ってみました。高い山がすごく近くて、街から山を見てもそびえるような感じです。地図を見ると、市街の中心は観光スポットで、山はスキーのリゾートみたいです。街の真ん中にはイン川が通ってます。
投稿者 tu-ka : 21:28 | コメント (3) | トラックバック
2008年03月18日
Innsbruck
学会参加でオーストリアInnsbruckに来ました。パリ->フランクフルト->インズブルクで、最後のフライトはなんとプロペラ機でした。席もプロペラの真横で、振動と風切り音が普通の飛行機より大きい感じでしたが、機内食も出て来て快適。
前泊しているプロジェクトメンバーに合流して、レンヌ以来の久しぶりの再会。予定をしているデモンストレーションに問題が発生しているらしくて、昼ご飯を抜いた状態で頑張ってました。問題解決法を推測したら、なんとビンゴ!ヒーローになれました。煮詰まってる集団には、まっさらな頭で考えた方がうまく行くということが良く分かります。
投稿者 tu-ka : 06:42 | コメント (5) | トラックバック
2008年03月16日
Antenna Festival
Antenna Festivalという祭りに行ってきました。研究室の友人に誘われたので、ワイヤレスとか研究ネタと関係するのかなと思いきや、ショートフィルムをたくさん見れる会でした。入場10ユーロ。
場所にたどり着くのに一苦労。この建物(↓)は違うだろう〜と思って、それを除外して探していたら、30分ぐらい見つかりませんでした。写真では分かりにくいかも知れませんが、ボロボロで落書きがひどくて、すごく近寄りにくい雰囲気です。室内は落書きで埋め尽くされてるし。
この建物はLes Frigos(冷蔵庫たち)という有名な建物らしいです。Squat(不法占拠された住居)だったそうですが、今住んでいる人は不法ではないらしいです。
投稿者 tu-ka : 18:30 | コメント (5) | トラックバック
ラクレット
Saint-Michelのレストラン街のラクレットを試してみました。熱せられた鉄の上でチーズを溶かして、ジャガイモにハムと溶かしたチーズをかけて食べるだけ。これが結構美味しいです。チーズ自体は塩味があまり強くなくて、ハムの塩味と混ぜて食べる感じです。
日本にいた時に参加させてもらったラクレットパーティ。あのときも楽しかった。日本で言う焼き肉感覚なのかな。
2008年03月10日
[映画] Le Cahier
Le Cahier(練習帳)という映画を見てきました。ペルシャ語音声の映画で、フランス語の字幕でした。フランス語字幕の映画としては、史上一番理解できた映画になりました。第55回サン・セバスティアン国際映画祭で特別審査員賞を受賞した作品だそうです。
あらすじに紹介されているように基本的には、愛らしい少女の物語で仕草がちょっと笑える感じの切ないストーリーでした。ただ、映画の最初と最後にストーリーと無関係に挿入されるバーミヤン渓谷の大仏爆破の映像がこの映画が子供だけの問題ではない事を良く分からせてくれます。いい映画でした。
オフィシャルサイトの作品紹介、短編ビデオ、場面写真はすごく充実してます。興味のある人は見てみてください。
Le Cahierオフィシャルサイト:http://www.lecahier-lefilm.com/
あらすじ
タリバンによって破壊されたバーミヤン渓谷の大仏のもとで、多くの家族が洞窟の中で生き残ろうと試みる。6才のの小さな女の子は、近所の男の子が一日中アルファベットを暗唱するのを聞く。そして彼女は内心で学校へ行く事に決めて、困難に立ち向かうために旅立つ。
趣旨の注釈
アフガニスタンは型にはまらない国である。25年もの間、ロシアの共産主義者たち、アルカイダとタリバンがつぎつぎに権力を引き継ぎ、そして結局、西洋諸国と彼らのキリスト教的価値がそれを引き継いだ。各々の占領者はこの国を<解放>するために以前の物を破壊することを目論んだ。しかしそれは、相次ぐ解放の波ではなく、生気のない土地と廃墟という結果に終わる。物質的な破壊は集落だけにとどまらない。今日、アフガニスタンの子供の毎日の遊びごとは、戦争状態における彼らの生活の再生産である。彼らは大人の武器を身振りで演じ、小さな女の子に石を投げ、もしくは地雷を置く事を要求する。
気晴らしの主なテーマとして戦争をしていたような、このような子供が大人の年齢に達した時、普通の関係を作り上げていく事が可能なのだろうか?
Hana Makhmalbaf
SYNOPSIS
Sous les anciennes statues géantes de Bouddhas détruites par les talibans, des milliers de familles tentent de survivre dans des grottes. Baktay, une petite fille de 6 ans, entend toute la journée son petit voisin réciter l'alphabet. Elle se met alors en tête d'aller à l'école, quitte à braver tous les dangers.
NOTE D'INTENTION
L'Afghanistan est un pays atypique. Sur une période de 25 ans, se sont succédés au pouvoir les communistes Russes, Al Qaeda et les Talibans puis enfin les occidentaux et leurs valeurs chrétiennes. Chaque occupant avait pour dessein de chasser le précédent afin de « libérer » le pays. Mais ce qu'il résulte des vagues libératrices successives, c’est un territoire exsangue et ruiné. La destruction matérielle ne se limite pas aux agglomérations. Aujourd’hui, les jeux quotidiens de tous les enfants d’Afghanistan sont une reproduction de leur expérience de vie dans un état en guerre. Ils miment les armes des adultes, veulent lapider les petites filles ou prétendent poser des mines.
Quand ils atteindront l’âge adulte, comment ces enfants, qui ont fait de la guerre le thème principal de leurs divertissements, parviendront à tisser des relations normales ?
Hana Makhmalbaf
投稿者 tu-ka : 08:08 | コメント (2) | トラックバック
2008年03月09日
The Rake's Progress
というオペラを見てきました。今回は歌が英語で、何を言ってるか聞き取れるところもありました。人体の骸骨を抱いてたり、セックスシーンがあったりと、ロンドン辺りのかなり病んだ感じの舞台でした。
今回でオペラは4回目(ガルニエ2回、バスティーユ2回)。平均的なフランスの若者よりかなり見てるような気がします。日本で言うと歌舞伎をそれぐらい見ている感じになるんでしょうか。それだとかなり特殊な趣味だと思われそう。
オペラは型は一緒でも、内容はかなり変化に富んでいる事が分かって来ました。今回の舞台は大量の蛍光灯が回っていたり、舞台の側から客席にフラッシュを炊いて写真を撮ったりとかなり自由な舞台でした。
写真一枚目は、舞台部屋のシャンデリアとシャガールの天井画。二枚目は休憩中の廊下。
http://www.operadeparis.fr/Accueil/Actualite.asp?id=481
The Rake's progress: Stravinskyのオペラ、Olivier Pyによる舞台演出
3月4日から24日のポスター: ”Rakeの成り行き”もしくは、”放蕩の職業”.最もモーツアルトの色彩強いOlivier Pyによるストラヴィンスキーのオペラ。パリ国立オペラでは初となる舞台公演。Tom Rankwellのストーリー、ロンドンを征服したい新Rastignacは悪魔との契約にサインし、狂気にまみれる。
Rekeの成り行き: 放蕩の職業
このシンプルなタイトルはもう一つの大きなオペラ(モーツアルトのドン・ジョヴァンニ)を思い出させるに不足はない。この二つの作品の共通した点は、台本にとどまらない。ストラヴィンスキーによって構成されたThe Rake s progress は、ネオクラシックの時代感一杯であり、かつクラシックの作曲家や特定のモーツアルトへの回帰を思わせる。観客はThe Rake's progressの中でたくさんの18世紀の音楽にふれる。とりわけ器楽編成は「皇帝ティートの慈悲」のそれと同様である。しかしストラヴィンスキーは現代の作曲家にとどまりつつ、20世紀の象徴的な象徴的な彼の楽譜とベルカントの楽譜とを混ぜ合わせた:この主題の理想的な錬金術はウィリアム・ホガースの一連の絵画によって着想を得た。
The Rake's progress : l'opéra de Stravinsky mis en scène par Olivier Py
A l'affiche du Palais Garnier du 3 au 24 mars : The Rake's progress ou La Carrière du libertin. Le plus mozartien des opéras de Stravinsky mis en scène par Olivier Py, qui signe là sa première mise en scène pour l'Opéra national de Paris. L'histoire de Tom Rakewell, nouveau Rastignac qui veut conquérir Londres, signe un pacte avec le diable et flirte avec la folie.
The Rake's progress : la carrière du libertin
Ce simple titre ne peut manquer de rappeler le sujet d'un autre grand opéra : le Don Giovanni de Mozart. Les points communs entre les deux oeuvres ne se limitent pas aux livrets. The Rake's progress fut composé par un Stravinsky en pleine période néoclassique, marquée par un retour du compositeur au classicisme et à Mozart en particulier. Aussi retrouve-t-on dans The Rake's progress beaucoup de la musique du XVIIIème siècle. L'instrumentation notamment est la même que celle de La Clémence de Titus. Mais Stravinsky reste un compositeur de la modernité et mêle à sa partition des éléments emblématiques du XXème siècle et même des souvenirs du bel canto : une alchimie idéale pour ce sujet inspiré d'une série de peintures de William Hogarth.
投稿者 tu-ka : 18:17 | コメント (8) | トラックバック
2008年03月04日
Jeu de Paume
Jeu de Paumeという美術館に行ってきました。jeu de paumeは「手のひらの遊び」という意味なので、写真やビデオが主な展示でした。学生価格で3ユーロにもかかわらず、ガラガラの状態でした。作品の内容もちょっと見ただけでしたが、難解なものが多くてちょっと楽しめませんでした。
暗い部屋で四方四面にスクリーンがあって、4つの視点で撮影された映画を上映しているのがちょっと面白い試みだと思った。けど、どのスクリーンを見れば良いかずっとキョロキョロしなきゃ行けないのが辛い。10分見るのが限界でした。。
建物は建て替えたばかりで、すごくきれいなのが良かった。あとカフェテリアがすごく空いていて落ち着くのが良かったかな。写真の1枚目はJeu de Paumeで、2枚目はモネの睡蓮で有名なオランジュリー美術館。オランジュリー美術館の方は、400人から500人ぐらい並んでたので、今回は断念。オランジュリーは去年の春に行ったので、もう少し空いてるときに来よう。二つの建物は同じ公園で並んで建っているのに、この差はすごい。
投稿者 tu-ka : 04:18 | コメント (3) | トラックバック
2008年03月03日
[映画] Paris
セドリック・クラピッシュ監督の最新作「Paris」を見てきました。知っている場所がたくさん出てきたり、典型的なパリジャンが描かれていたりして、すごく楽しかったです。総合点はかなり高めに付けたいと思います。
映画としては、色々なパリ的な要素を寄せ集めて、一つのストーリーにしたといった内容だと思います。良いところも、悪いところも。パン屋のおばさんは、お客様には愛想がいいのですが、バイトには全く違う態度を取ったりとか。家族の体調が悪くなったと言って、社会補助師がお客と仕事を放って行くとか。
先週のフランスの授業で先生がこの映画の話をしていて、「話は普通だったけど、Fabrice Luchiniの教授の演技が最高だった。彼は、教養深くて(cultivé)、繊細で(subtil),,,」と言っていたんですが、実際は匿名でストーカーしてるちょっとシャイな役柄でした。彼の役柄は映画でかなり良い感じだったのは同感でしたが。
ココにパリ市役所提供の映画の場面と地図がマップされたものがありました。
http://www.lefilm-paris.com/のあらすじ
病で 自分がもうすぐ死ぬかも知れないと思っているパリジャンの物語。 彼は病状のおかげで、日々すれ違う全ての人々に新しくて、違った視点を持つ。死に直面する事実は人生、街の全ての他人や自身の人生を引き立たせる。八百屋さん、パン屋さん、社会補助師、ダンサー、建築家、ホームレス、教授、モデル、カメルーンからの密航者…. これらの全ての対照的な人々は、この街とこの映画で交錯する。彼らは、特別ではないが、彼ら一人一人の人生は唯一であるといえる。彼らの抱える問題は、取るに足らない問題だけれども、彼らに取っては世界で一番重大だといえる。
C’est l’histoire d’un Parisien qui est malade et qui se demande s’il va mourir. Son état lui donne un regard neuf et différent sur tous les gens qu’il croise. Le fait d’envisager la mort met soudainement en valeur la vie, la vie des autres et celle de la ville toute entière. Des maraîchers, une boulangère, une assistante sociale, un danseur, un architecte, un SDF, un prof de fac, une mannequin, un clandestin camerounais… Tous ces gens, que tout oppose, se retrouvent réunis dans cette ville et dans ce film. Vous pouvez penser qu’ils ne sont pas exceptionnels mais, pour chacun d’entre eux, leur vie est unique. Vous pouvez croire que leurs problèmes sont insignifiants mais, pour eux, ce sont les plus importants du monde.
今日は写真を撮るのを忘れたので、在学中の学校と、シャンゼリゼ通りを。映画ではソルボンヌ大学が使われていました。
投稿者 tu-ka : 06:54 | コメント (3) | トラックバック
2008年02月26日
サルコジ発言
今日のフランスのニュース。サルコジ大統領の発言です。今日の昼食でも話題が出てましたが、発言内容よりも政策の議論の方が盛り上がってるようでした。この大統領はアンチが多くてビックリします。6ヶ月で20%支持率が下がるなんてすごいって言ってる人とか。この発言を日本の首相がしたら、もっとひどい事になるはず。むしろ音声にピーって入りそう。。
こういう場合は、初対面でも、tuとtoi(親しい間柄で使う)なんですね。
(サルコジが一般男性に握手をしようとして)
一般男性:Ah non, touche moi pas... (アー、ノン、触らないで)
サルコジ:Casse toi alors..(じゃあ、失せろ)
一般男性:Tu me salis (お前で汚れる)
サルコジ:Casse toi alors pauvre con(じゃあ、失せろ、惨めなcon※)
※con→(卑語)『非常に下品』女○器 by 手持ちの電子辞書
日本語のニュースも出てました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080225-00000785-reu-ent
[パリ 24日 ロイター] フランスのサルコジ大統領が、一般人の男性に向かって「消え失せろ」と言うシーンが写った動画が、インターネット上で話題になっている。 この動画は、パリジャン紙の記者が23日、パリで行われた毎年恒例の農業イベントで撮影。サルコジ大統領は、手を差し伸べた相手から「触らないでくれ。汚らわしい」と言われたのに対し、笑顔のまま「消え失せろ、ばか野郎」と答えた。 パリジャン紙のスポークスマンによると、動画は同紙電子版(www.leparisien.fr.on)に掲載され、24日昼までに35万人以上が閲覧。「(動画が)かなり議論を呼んでいる」という。 サルコジ大統領の支持率はこのところ急落。ジュルナル・デュ・ディマンシュ紙の世論調査では、支持率は過去1カ月で9%ポイント低下し38%となっている。
投稿者 tu-ka : 04:08 | コメント (2) | トラックバック
2008年02月23日
エッフェル塔
日本からの先輩と共に、ついに登ってきました。1階、2階、最上階とあって、最上階は11.5ユーロ。最上階まで登ってきました。1889年にパリで行われた第4回万国博覧会のために作ったという事で、すでに150年ぐらい経ってるエッフェル塔。パリの中では特段古い訳ではないですが。
最上階には、ギュスターヴ・エッフェルの書斎を再現したものがあって、その書斎の壁になんと、日本国の国璽が押された賞状が飾ってありました。
天佑を保有し萬世一系の皇祚を踐める大日本帝國天皇は仏蘭西國人ギュスターブ・エッフェルを明治勲章の勲三等に叙し旭日中勲章を贈呈し朕か慈愛の意を表す。
神武天皇即位紀元二千五百七十七年
大正六年7月三十一日東京帝宮に於いて
親ら名を署し璽を捺す
投稿者 tu-ka : 07:34 | コメント (2) | トラックバック
2008年02月18日
Cardillac(カルディヤック)
前回のエントリーに引き続いてまた、オペラ・バスティーユに行ってきました。今度はCardillacというオペラで指揮者が大野和士という日本人だったのです。
今まで2回オペラへ行って、話の内容を理解できた事は実はなかったんだけど、今回のオペラは理解しやすいタイプのものでした。オペラは雰囲気と音楽を楽しむものだったのが、ストーリーも楽しんでいいんだ〜って感じでした。条件としては字幕が見やすいところに陣取る事が重要です。前回二回のオペラは休憩2回の3部だったのにたいして、今回は1部で終わってしまってちょっと、ちょっとあっけなかったかな。
http://www.operadeparis.fr/Saison-2007-2008/spectacle.asp?IdS=381
2008年1月29日〜2月16日のオペラ・バスティーユのポスター、Cardillacの2つの要約をご覧下さい。自身の作品への愛のために、ある金銀細工師が王様から逃れることまでする。パウル・ヒンデミット のオペラはハラハラするスリラーの足取りのもとに、かの作曲家がCardillacに対して芸術への熟慮と鍛え抜かれた力量を加えるなど、様々なジャンルを共存させる。Angela Denokeが暗殺者の父と将校の恋人の間に引き裂かれる役柄を演じる。
パウル・ヒンデミットの楽譜
Wagnérienne(雑誌らしい)の理論では、音楽は劇作法を構成する事になっている。パウル・ヒンデミットは同時代のアルバン・ベルクと同様に、その独立を取り戻した。まったく、初めに、その劇作法は構想として利用した台本によって支えられれ、豊かで多岐にわたった組曲によって進展する。
Découvrez 2 extraits de Cardillac, à l'affiche de l'Opéra Bastille du 29 janvier au 16 février 2008. Par amour pour ses propres oeuvres, un orfèvre ira jusqu'à se soustraire à la loi des hommes. L'opéra de Paul Hindemith réconcilie les genres : sous les allures d'un thriller haletant, le compositeur ajoute à son Cardillac une profonde réflexion sur l'art et le pouvoir qu'il exerce... Angela Denoke incarne celle qui est déchirée entre son père assassin et son amant officier...
La partition de Paul Hindemith
Dans la théorie wagnérienne, la musique devait structurer la dramaturgie. Paul Hindemith - tout comme son contemporain Alban Berg - lui rend toute son indépendance. Si, initialement, elle prend bien appui sur le livret qu'elle utilise comme un canevas, elle se développe par la suite de façon ample et multiforme : lorsque la musique de Cardillac nous saisit, on ne sait jamais où elle nous emportera...
投稿者 tu-ka : 16:37 | コメント (2) | トラックバック
2008年02月12日
オペラ・バスティーユ
2度目のオペラ鑑賞に行ってきました。オペラは二つあって、前回はオペラ・ガルニエだったので、今回はオペラ・バスティーユにしました。当日券5ユーロで14時30分から4時間30分ぐらい(休憩付き)。La Femme sans ombre (影のない女)という劇で公演最終日でした。開演2時間前から並んで、チケットが手に入ったのは、ピッタリうちらまででした。
ドイツ語(たぶん)のオペラの歌と字幕が見えない席のおかげで内容はほとんど理解できず。演出と音楽と歌が良い感じでした。前回も思ったけど、見る前にストーリーは知っておいた方がいいと思いました。下のサイトでストーリーと動画が見れます。個人的には、やっぱりオペラ・ガルニエの方がオペラの雰囲気が出ていて、オススメです。
http://www.operadeparis.fr/Accueil/Actualite.asp?id=442
http://www.operadeparis.fr/Saison-2007-2008/spectacle.asp?IdS=381
精神世界の王女は愛人を救うため、影を探す。Bob Wilsonの舞台設置は、シュトラウスの音楽をその色の空間で全てを浸す。2008年1月21日から2月10日までオペラ・バスティーユで公演。
精神世界の王女は人間の皇帝と結婚した。しかし、彼らは子供ができない上に、女帝には影がなかった。彼の父親(精神世界の王国の貴族)は、3日間で彼女が影を見つける事ができないかどうか見通していた。彼女は精神王国に復帰するために、地上での生活を諦めなければならず、皇帝は石に変えられるはずであった......
台本は、早熟な文学がよくアルチュール・ランボーと比較されるオーストリアの詩人、フーゴ・フォン・ホーフマンスタールのものである。物語の序盤では、モーツアルトの軽やかな組曲である「魔笛(La Flûte enchantée)」が当てられた。この組曲によって彼の台本は本質的な奥行きを与えられた。音楽的に、「影のない女」はシュトラウスの作品の中心的な位置を占めている。かの作曲家はワーグナーの音楽から大きな影響を受けた。(略)
La princesse du monde des esprits cherche une ombre pour sauver son amant. La mise en scène de Bob Wilson laisse la musique de Strauss inonder tout l'espace de ses couleurs. A l'affiche de l' Opéra Bastille du 21 janvier au 10 février 2008.
La princesse du monde des esprits a épousé un être humain en la personne de l'Empereur. Mais ils ne peuvent avoir d'enfant et - signe de stérilité - l'Impératrice n'a pas d'ombre. Son père, seigneur du royaume des esprits, la prévient que si elle ne trouve pas une ombre dans les trois prochains jours, elle devra renoncer à sa vie terrestre pour rejoindre le royaume des esprits et que l'Empereur sera changé en pierre...
On doit ce livret à Hugo von Hofmannsthal, grand poète autrichien qui fut souvent comparé à Arthur Rimbaud pour sa précocité littéraire. Avec ce conte initiatique, il avait d'abord voulu donner une suite légère à La Flûte enchantée de Mozart. Il creusa par la suite son livret pour lui donner sa profondeur essentielle. Musicalement, La Femme sans ombre occupe une place centrale dans l'oeuvre de Strauss. Le compositeur fut très influencé par la musique de Wagner, dont il avait dirigé les oeuvres en tant que chef d'orchestre.(略)
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2008年02月10日
太陽(soleil)席
いい天気だからかカフェが混んでました。夏とか天気のいい日は室内よりカフェの外の席がよく埋まるんですが、今日は2月上旬だというのに外の席が人気でした。日本だと日焼けを気にして、日の当たる席を避ける人が居ますが、こちらではもちろん太陽の当たる区画から埋まっていきます。食べ終わりそうな人が立つのを待って、日の当たる席をゲットしました。
ほっとひととき、アイスまで食べられるような気候でした。食べ終わった後は、寒くなりましたが。春が待ち遠しい。
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2008年02月07日
春节
今日のフランスの17時から中国では春节(chinese new year)という事で、研究所の中国人を中心にお祝いをしました。北方の出身者は春节に水餃子を食べるという事で、みんなで大量の水餃子を作って食べました。いま日本では餃子というと、いろいろと大変だと思いますが。。。ちなみに餃子はフランス語ではラビオリというらしいです。イタリア料理と同じ名前です。
日本で言うと紅白歌合戦みたいな番組が中国にもあって、インターネット上でリアルタイムで見れました。5年前に3年間やっていた中国語を駆使してちょっとだけ意味が分かったり、しゃべれたり。知ってる歌手も出演してました。そしてトリは女子十二楽坊だったり。
あと、レンヌでの実験をまとめた論文を3月にオーストリーの学会で発表できる事になりました。渡仏後一番最初に取りかかった課題だけに、形にできて正直うれしい。学会で会いそうな方がいらっしゃったら、ぜひよろしくお願いしますー。3日間全て参加する予定です。
投稿者 tu-ka : 06:04 | コメント (7) | トラックバック
2008年02月06日
Sushi Yaki
学校の方に用事があってパリに行ったあと、学校の方の学生と昼食に行った時、ごく自然に日本食を食べる事になりました。レストラン名はSushi Yaki。寿司が焼いてあるのかと思いきや、寿司と焼き鳥が食べられる店でした。しかも平仮名は「すしゃき」。フランス語だけにリエゾン(連続したアルファベットの発音がくっ付く)したのか?名前からして想像はつきますが、やはり経営者は日本人ではなかったです。
みそ汁(スプーン付き)->刺身とキャベツの酢漬け->ご飯と焼き鳥。と別々に出てきます。味と内容にいろいろ言いたい事もありましたが、8.8ユーロ(1,400円)の安さはいいなぁと思いました。パリでは普通の定食の値段かちょっと安いぐらいです。日本言うと、唐揚げ定食の値段でフレンチのスープ、前菜、メインが食べられるような感じでしょうか。ちょっとお得。
パリはエセ日本食が増えすぎて、止めてほしい人も多いと聞きます。逆に日本に詳しいフランス人は日本にあるフランス料理は水準が高いけど、どのレストランも高級で手軽に行けないと言ってました。どっちがいいかは感じ方次第かも知れませんが。僕はたとえエセ日本食でも、学生の昼食の対象になるぐらいの方がいいかなと思います。日本に興味を持ってもらって、いつか本場で食べたときに違いに気づいてもらえればいいかなと。
料理の写真を撮ってたら、このブログの話になって、日本語は読めないけどいつも食べ物が載ってるって言われてしまいました。そんなに食べ物に執着があるの?って。。巻き寿司2個と、焼き鳥1本の半分を撮る前に食べてしまいました。
Sushi Yaki
Adresse: 50 rue monsieur le Prince, 75006 Paris (Voir plan)
Téléphone : 01 46 33 01 89
Métro : LUXEMBOURG
投稿者 tu-ka : 03:02 | コメント (5) | トラックバック
2008年02月05日
Musée des arts et métiers
国立の美術館・博物館が無料になる第一日曜日にパリ工芸博物館(Musée des arts et métiers)に行ってきました。Arts=芸術とMétiers=工芸、技巧の博物館です。
絵画とかは無くて、昔の機械が分野別、年代別に展示されている博物館で、機械が好きな人にオススメだと思います。写真は昔の新聞印刷機と、レコード再生機。レコード再生機はステレオにするためなのか、左右に2枚のレコードを同時に再生するみたいです。
追記:Artsには技術という意味もあって、この場合のArtsは技術と訳した方がいいようです。mokoさんコメントありがとうございました!
投稿者 tu-ka : 06:23 | コメント (7) | トラックバック
2008年02月03日
久しぶりの晴天
しばらく天気の悪い日が続いた後、週末に晴天になりました。靴が壊れ気味なので新しいのを買う予定でしたが、あまりにもいい天気なので、買い物は後回しにして散歩してました。
写真1、2は新しい橋という意味の、パリで一番古い橋、Pont Neuf(ポンヌフ)で撮ったものです。最後の写真は、パリのシテ島とサン・ルイ島を結ぶ橋でやってる大道芸人。この場所に3回行って、この人を見るのは3回目なので、少なくても週末はいつもやってるんだと思います(写真右下、半袖のおじさん)。渡仏後3日後の日記にも。
投稿者 tu-ka : 17:43 | コメント (4) | トラックバック
2008年01月30日
食堂リニューアル2
期待に溢れて食堂に行ってみると。やっぱり食事はあまり変わってませんでした。コックさんが同じだしね。ビュッフェ形式がちょっと変わってチーズとかが自由な分量を取れるようになってたぐらいかな。あと、フォーク、ナイフ、お皿、コップが新しくなってたぐらい。
あと、うちのプロジェクトはいつも10〜15人ぐらいで食べにいくのでスペースが広いのはいい事。前までは2組に分かれる事とかよくあったけど、机が広いのでみんなで食べられるのが素敵かも。
投稿者 tu-ka : 05:47 | コメント (5) | トラックバック
2008年01月27日
ハムラビ法典とか
2度目のルーブル美術館に行ってきました。前回は大作の間(モナリザとか一番有名な絵画を集めたところ)に行ったので今回は、紀元前の文明が残した芸術などを。
小中高と何度も覚えさせられた、メソポタミア文明=くさび形文字、エジプト文明=パピルスとかが復習できました。何度もテストに出すほど、重要な事だったんだろうか。。「目には目を、歯には歯を」で有名なハムラビ法典もありました(写真はハムラビ法典の表面のくさび形文字です)。
有名なあのくだりは「Si quelqu'un a crevé l'oeil d'un homme libre, on lui crèvera un oeil.[....] Si quelqu'un a cassé la dent d'un homme libre, son égal on lui cassera une dent.(もし誰かが自由人の目を破裂させたら、彼の目は破裂させられるだろう。(略)もし、誰かが自由人の歯を砕いたら、等しく彼の歯も砕かれるだろう)」と訳されてました。Homme libreは自由な人間もしくは自由な男性を意味しているので、それ以外の人には適応されないんだと思います。
あと、この有名なくだりは、「もし子供が彼の父親をたたいたら、彼の手は切られるだろう」とか、「もし医者がメスによって深刻な手術をして有力者の一命を取り留めたなら、彼は10シクルのお金を与えられるだろう(略)」の間にあって、特にハムラビ法典を代表する精神という訳ではないようです。。
投稿者 tu-ka : 20:54 | コメント (2) | トラックバック
2008年01月24日
食堂リニューアル
食堂の改装に伴いずっと仮設だった食堂が、来週の月曜日からリニューアルオープンします。食堂はかなりの重要性を占めるらしく、セレモニーもかなり盛大でした。一口前菜みたいなものと、シャンパンが振る舞われて、所長が1時間も演説してました。さらに記念Tシャツも配られていて、普段のセレモニーと気合いの入れ方が違うような。
最近昼間からお酒飲む事に対する違和感が薄れつつあるのが気にかかる。シャンパン1、2杯ならいいかなんて。新しい食堂、来週の月曜日が楽しみだ。
投稿者 tu-ka : 18:44 | コメント (5) | トラックバック
2008年01月21日
ナポレオンが眠る廃兵院
ナポレオンが眠る廃兵院(l'Hôtel des Invalides)を見学してきました。一般8ユーロ、26歳までの学生6ユーロ。
Wikipedia: 下関戦争
フランス海軍によって押収された長州藩の大砲の一部は、ナポレオンが眠るパリの廃兵院の中庭に展示されている。
らしいです。渡仏するときに長州の吉田松陰と高杉晋作を題材にした「世に棲む日日」(司馬遼太郎)を持ってきたので、これはぜひ見たいと思って探してみました。大砲は300砲ぐらいあって見つからないかな〜と思ったら、二階の辺境にありました。大砲は、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、オーストリア、イギリス、ペルシャ、アメリカ、アルジェリア、中国などからでした(覚えているだけで)。日本からの大砲は1つだけで、一番多かったのはフランス全土からのモノでした。
大砲の見学にはチケットが要りませんでした。幕末歴史ファンは必見です。
投稿者 tu-ka : 21:01 | コメント (6) | トラックバック
2008年01月18日
またストライキ
というか、「またx3」ぐらい(8ヶ月間で)。今月24日にまたあるらしいです。自転車通学なので関係ありませんが。フランスのモットーは国旗に表されるように、自由(liberté)・平等(égalité)・博愛(fraternité)だそうですが、これが一番表れる日がストライキではないかなと思います。
フランス語のクラスの先生は前回のストライキのときに、「フランスは自由の国だからストライキができる」とか誇ってました。ストライキの内容はたいてい、金持ちの資本家に好き勝手をさせないという市民の平等を求める運動である事が多くて、市民はストライキの不便に自家用車をシェアしたりして連帯します(博愛)。フランスへの旅行者には、金返せと叫びたくなるような状態ですが、観察するのも面白いかも知れません。
ストライキの主題は公務員年金だそうです。状況は違うとはいえ日本も似たような問題を抱えてますが、ぐだぐだな日本に比べると、フランスはストライキで戦って、議論して、ぎりぎりの交渉して....。なんかちょっと清々しい。たぶんフランスの年金もストライキも完全に他人事だからそう感じるんだろうけど。
投稿者 tu-ka : 00:50 | コメント (2) | トラックバック
2008年01月17日
お別れ会
日本では夕食にやる事が多いお別れ会ですが、こっちでは昼食でするのが多いです。だいたいは、研究室でワインを飲んでおつまみを食べながらしゃべったりするだけですが、たまには昼食にレストランに行きます。お別れ会でレストランに行くときは、うちのチームではCouscous(クスクス)を食べる事が多い。今回も1週間前からクスクスを食べる計画を立てていたのでした。
ボリュームがすごくて、ご飯2杯分ぐらいのクスクスに大きな肉、肉団子、ソーセージ、野菜いろいろをのせて食べる感じでです。クスクスとそれに掛ける野菜スープはお替わり自由(無理!)。ワインも少々飲むので午後は満腹と酔いで仕事にならず。野菜の煮物とオリーブのおつまみ -> ナスの煮物(前菜) -> クスクス -> オレンジのサラダ(デザート)。
Le Palais de Marrakech
37, Rue des Etats Généraux, 78000 Versailles
Tel : 01 39 49 04 33
2008年01月15日
8ヶ月目
先週週末で、8ヶ月が経ちました。約2/3年間か。渡仏以前は心配だったフランス語もなんとかなってる感じがします。ミーティング、同僚との共同作業や、ランチでのおしゃべりも(なんとか)フランス語でできるようになってきました。
先日、午後の睡魔と戦いながら働いているときに、めったに来ない学校の指導教授がふらっとオフィスに来て、久しぶりに話を聞いてもらいました。今までは、研究の成果報告とかは何となく、英語を使っていたのですが、挨拶、近況報告の流れで、そのまま成果報告もフランス語で説明できたとこに(しゃべってる最中に)ビックリ。かなりのシドロモドロっぷりだったけど、たまたま資料が手元にあり、それを使って説明できたので、よく伝わったようでした。彼が帰った後、睡魔は消えて、鼓動が止まらない、手に汗、って感じでした。
渡仏前は、英語圏以外の国に留学、赴任する事になったら、どれぐらいで語学が上達するか全く分からなかったので、このブログではフランス語の学習の進捗の目安が分かるように定期的に記録して行こうと思います。(現在、一日10単語を目標に進めている単語学習は、言い回しとことわざを含め約3500語/240日。)
投稿者 tu-ka : 00:35 | コメント (4) | トラックバック
2008年01月14日
冬のSOLDE
冬のSOLDE(国定バーゲンセール)でLa Defénseの巨大商業施設を見てきました。(夏のSOLDEはこちら)人が多すぎて歩くだけでなんか疲れました。
2時間ちょっといろいろ見ましたが、結局安くなってないDSのソフトだけしか買いませんでした。(ソフトのレポートはもう少し遊んでから。)La Défenseにできたユニクロも発見しました。ユニクロにも欲しい服はなかったけど、Qualité Japonaise(日本クウォリティ)なんて書いてあるので頑張ってほしいと思います。
投稿者 tu-ka : 20:01 | コメント (6) | トラックバック
2008年01月09日
研究所の新年会
シャンパンとお菓子が食べられるという事で、15時からの新年会に行ってみると。。新年初めの研究所の所長のお話が。。1時間30分きっちりありがたいお話を頂戴しました。
この時期のお菓子は、Galette des Rois(ガレット・デ・ロワ)でした。人形が当たった人用に王冠とかも用意されていました。期待して食べてみたものの、当たらず。あとは、昼食のデザートでGalette des Roisを食べてみようかな。
投稿者 tu-ka : 20:47 | コメント (4) | トラックバック
2008年01月08日
フランス到着
日本滞在は、忘年会、新年会、親戚周り、おせち、お雑煮、参拝などなど、充実してました。最終日の夜に麻雀初めまでしてかなり満足。今年の麻雀納めかな。フランスでは見ないし。。
という事で、フランスに戻ってきました。研究所は先週から開いていましたが、7日月曜日から仕事始めの人達も結構いた模様です。周りでもBonne Année(あけましておめでとうございます)って言ってました。
昼食のデザートで知らずにGalette des Rois(ガレット・デ・ロワ)を食べてた友人が人形を引き当ててました。幸運は1年間継続するそうです。