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ビルドとインストールの説明の詳細は,ファイル`INSTALL'を参照してく ださい.ソースコードが付随しているLinuxソフトウェアをコンパイルするため にとりあえず使用したい場合,以下の一般的な手順に従って下さい.つまり, 適当なディレクトリでダウンロードしたファイルを展開(untar)し,以下を実行 します.
cd <source code main directory> ./configure make make install |
注意:configure
の--prefix
オプションで,別のインストー
ルディレクトリを指定していない限り(例えば,./configure
--prefix=<your home>
),ルートでmake install
を実行する必要があり
ます.
ファイルは,以下のディレクトリにインストールされます.
実行形式
/prefix/bin
ドキュメント
/prefix/share/doc/gengetopt
例
/prefix/share/doc/gengetopt/examples
追加ファイル
/prefix/share/gengetopt
prefixのデフォルトは/usr/local
ですが,configure
の--prefix
オプションで変更してもかまいません.
GNUのFTPサイトftp://ftp.gnu.org/gnu/gengetoptや,そのミラーの一 つ(http://www.gnu.org/prep/ftp.htmlを参照してください)からダウン ロードすることが可能です.
Windows用のバイナリは,もはや配付していません.その理由は, http://www.cygwin.comで利用可能なCygnus C/C++ コンパイラを使用す ることで簡単にビルドすることが可能だからです.しかし,そのようなコンパ イラのダウンロードが自由にできない場合,バイナリを直接要求することが可 能で,電子メール(ホームページでメールアドレスを探して下さい)を送っても らえればそれらを送付することが可能です.
私(Lorenzo Bettini)の電子署名は,GNU gpg (http://www.gnupg.org) でなされていて,GPGの公開鍵はホームページ(http://www.lorenzobettini.it)で見つかる はずです.
特定のリリースが利用可能であれば,パッチの入手も可能です(以前のバージョ ンからのパッチは以下を参照してください).
このプロジェクトのCVSリポジトリは,以下の手順で匿名(pserver)CVSから取り 出すことが可能です.anoncvsのパスワード入力のプロンプトでは,単純に Enterキーを押してください.
cvs -d:pserver:anoncvs@subversions.gnu.org:/cvsroot/gengetopt login cvs -z3 -d:pserver:anoncvs@subversions.gnu.org:/cvsroot/gengetopt \ co gengetopt |
それ以上の手順は,以下のアドレスで見つかるはずです.
http://savannah.gnu.org/projects/gengetopt.
この方法は,gengetoptの最新の開発バージョンを入手する方法で,不安定の可 能性があることに注意してください.この手法は,このプログラムを修整した り拡張したりすることが目的の場合は最適です.最新のcvsリポジトリソースへ のパッチを送ったほうが良いでしょう.
反対に,該当するリリースのソースを入手したい場合,例えばバージョン
X.Y.Zでは,cvsコマンドやcvs update
コマンドを実行するとき,タグ
rel_X_Y_Z
を指定する必要があります.
cvsリポジトリから入手したソースをコンパイルするとき,configure
と
make
コマンドの前に,少なくとも一度,以下のコマンドを実行してくだ
さい.
sh reconf |
これで,autotoolsコマンドを正しい順序で実行し,足りない可能性があるファ
イルもコピーします.これを成功させるため,最新バージョンの
automake
とautoconf
をインストールすべきです.また,
flex
とbison
も必要です.
注意:この慣習は,リリース2.14以降から維持されています.
gengetoptは,GNU/Linuxで,gcc (C++),bison (yacc),そしてflex (lex)を使 用して開発され,またhttp://www.cygwin.comで利用可能なCygnus C/C++コンパイラに移植されました.優秀なGNU AutoconfとGNU Automakeを使用 しています.また,Autotools (ftp://ftp.ugcs.caltech.edu/pub/elef/autotools)も利用しており, それは(GNU標準に準拠した)ソースツリーでのautoconfとautomakeを用いたスター トファイルを生成します.
さらに,Gengen (http://www.lorenzobettini.it/software/gengen)をコマンドライン構 文解析を生成するコードの自動生成で使用しています.
実際,生成されたソースを提供しているので,ソースの重要部分を開発したい わけでは無いかぎり,ソースの重要部分をビルドするために,これらの上記の すべてのツールが必要だというわけではありません.
gengetoptで生成されるコードは,getopt_long
関数に依存し,通常それ
は標準のCライブラリに含まれています.しかし,それが含まれていないCライ
ブラリの実装も存在する可能性があります.この状況では,プログラムをファ
イル`getopt.c'と`getopt1.c'とともにgengetoptで生成されたファ
イルを使用してプログラムをリンクし,プロジェクトに`gnugetopt.h'を
含める必要があります.我々は明示的にこれらのファイルをユーティリティファ
イルのディレクトリで提供しています(`<install
prefix>/share/gengetopt').これらのファイルはGNU Cライブラリの一部です.
getopt_long
のmanページを参照してください.
getopt_long
がライブラリの一部かどうかを調査する方法と,足りない
場合に(autoconfとautomakeを使用して)処理する方法の手順は,getopt_longが利用できない場合どうするの?も参照してください.
`gengetopt-1.3-1.3.1-patch.gz' (例えば,バージョン1.3をバージョン 1.3.1に変更するパッチ)といったパッチをダウンロードした場合,ディレクト リを以前のバージョンのソースディレクトリ(gengetopt-1.3)に移動し,以下を 入力します.
gunzip -cd ../gengetopt-1.3-1.3.1.patch.gz | patch -p1 |
そして,コンパイル処理を再び開始してください(既にconfigure
を
実行している場合,単純にmake
してください).
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This document was generated by Akihiro Sagawa on November, 2 2005 using texi2html 1.70.