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diff
の出力をより良くする
diff
は,出力の見え方を調整する方法をいくつかの提供しています.
これらの調整は,あらゆる出力書式に適用することが可能です.
5.1 タブストップの位置合わせを保持する | Preserving the alignment of tab stops. | |
5.2 diff 出力のページ分割 | Page numbering and time-stamping diff output. |
いくつかのdiff
出力書式のテキストには,テキストが挿入されている,
削除されている,または変更されていることを示す一文字または二文字が前置さ
れます.これらの文字を追加することで,タブが次のタブストップに移動し,行
での列の位置揃えがなくなります.GNU diff
は,行でのタブに
よる列の位置揃えを正しくする二つの方法を提供しています.
最初の方法は,diff
で出力する前に,すべてのタブを正しい数のスペー
スに変更することです.この手法は`-t'や`--expand-tabs'オプ
ションで選択してください.diff
はタブストップを8列ごとに設定さ
れていると仮定します.この形式の出力をpatch
で使用するとき,
patch
に`-l'や`--ignore-white-space'オプションを
与える必要があります(詳細は,see section 10.3.1 空白が変更されているパッチを適用する).
タブの行の揃えを正しくするもう一つの方法は,スペースの代わりにタブを,行 の最初の指示文字の後に追加する方法です.これで,それ以下のすべてのタブ文 字が元のファイルでのタブストップに対応して,出力の位置会わせが正しくなる ように,同じ場所に確実に位置します.その欠点は,行が余りに長くなり過ぎて, 画面や用紙の一行に適さないようになることです.また,一体化した出力書式で は変更形式を示す文字の後にスペースがないので,これでも動作しません.この 手法は,`-T'や`--initial-tab'オプションで選択してください.
diff
出力のページ分割
長い出力にページ番号を付けたり,タイムスタンプを付けることも便利でしょう.
diff
の出力をpr
プログラムに渡す,`-l'と
`--paginate'オプションでこうなります.以下は,`diff -lc lao
tzu'に対するヘッダのようなものです.
2002-02-22 14:20 diff -lc lao tzu Page 1 |
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