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--cygnus
の効果 特にGNU GCCとGNU gdbのようなパッケージには,Cygnus Support(その後, Cygnus Solutionsに名前が変更され,その後で Red Hatに買収されました)で 通常書かれているビルド環境変数があります.この系統のパッケージは, "Cygnus"ツリーとして述べられるときもあります.
Cygnusツリーには,`Makefile.in'を構築する方法に対して,わずかに異
なったルールがあります.automake
へ`--cygnus'を渡すことで,
生成されるすべての`Makefile.in'はCygnus規則に従います.
`--cygnus'の正確な効果は以下のようになっています.
Infoファイルは,ソースディレクトリでではなく,常にビルドディレクトリで 作成されます.
`texinfo.tex'は,Texinfoソースファイルが指定されている場合でも, 要求されません.ファイルは提供されているのですが,Automakeが見つけられ ない場所にあると仮定します.この仮定は,一般的にCygnusパッケージをバン ドルする方法として人工的に作られたものです.
`make dist'はサポートされておらず,そのルールは生成されません. Cygnus形式のツリーでは独自の配布メカニズムを使用します.
ユーザの`PATH'同様にビルドツリーでも特定のツールを捜します.これ
らのツールは,runtest
,expect
,makeinfo
,そして
texi2dvi
です.
--foreign
を暗黙に指定します.
オプション`no-installinfo'と`no-dependencies'を暗黙に指定し ます.
マクロ`AM_MAINTAINER_MODE'と`AM_CYGWIN32'が要求されます.
check
ターゲットはall
に依存しません.
GNU管理者は,特別なCygnusモードではなく`gnu'の厳密さを使用してく ださい.いつかはおそらく,CygnusツリーとGNUツリーの間の差が(例えば, GCCがより標準に準拠するように)なくなることでしょう.そのときは,特殊な Cygnus モードは削除されるでしょう.
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This document was generated by Akihiro Sagawa on June, 8 2005 using texi2html 1.70.