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16. 雑多な規則

他のところには当てはまらなかった、少数の規則や変数がある。


16.1 etagsへのインターフェース

Automakeはいくつかの環境でGNU Emacsで使われる`TAGS'ファイル を生成する規則を生成するだろう。

もしC、C++、Fortran 77のソース・コードやヘッダがあれば、tagsTAGSターゲッ トがそのディレクトリに対して生成されるだろう。

複数ディレクトリのパッケージの最上位のディレクトリで、tagsターゲッ ト・ファイルが生成され、それは実行するときにサブディレクトリから全ての `TAGS'ファイルを参照によって含む`TAGS'ファイルを生成するだろう。

また、もし変数ETAGS_ARGSが定義されれば、tagsターゲットが生 成されるだろう。この変数はetagsが理解しないタグ付けできるソースを 含むディレクトリでの使用を意図されている。

ここにAutomakeがそのソースと、そのTexinfoファイルの節(node)に対するタグ を生成する方法を示す。

 
ETAGS_ARGS = automake.in --lang=none \
 --regex='/^@node[ \t]+\([^,]+\)/\1/' automake.texi

もし`ETAGS_ARGS'にファイル名を加えるなら、おそらく `TAGS_DEPENDENCIES'も設定したいだろう。この変数の中身はtags ターゲットに対する依存関係に直接加えられる。

Automakeはまたソースにmkidを走らせるIDターゲットも生成する だろう。これはディレクトリずつの原理(directory-by-directory basis)でだけ サポートされる。


16.2 新しいファイル拡張子の扱い

Automakeが知らないファイルの種類を扱うために新しい暗黙の規則を導入するこ とがときどき役に立つ。もしこれがなされるなら、GNU Makeに新しい拡張子を知 らせねばならない。これはSUFFIXES変数に新しい拡張子のリストを付け ることで行われ得る。

例えば、現在AutomakeはJavaサポートを提供していない。もし`.java'ソー ス・ファイルから`.class'ファイルを生成するマクロを書いたなら、これ らの拡張子をそのリストに加える必要もあるだろう。

 
SUFFIXES = .java .class

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This document was generated by Akihiro Sagawa on June, 15 2005 using texi2html 1.70.