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もちろん、Automakeはあなたのプログラムが構築されたなら、それを実際にイン
ストールすることを詳細に扱う。PROGRAMS
、SCRIPTS
、
LIBRARIES
、LISP
、DATA
とHEADERS
の全てが適切な
場所に自動的にインストールされる。
Automakeはまた指定されたinfoやmanページのインストールも扱う。
Automakeはディレクトリ構造を共有する複数のマシンにそのインストーラがイン
ストールする場合には、install-data
とinstall-exec
ターゲット
を別々に生成する--これらのターゲットはマシン独立な部分がたった一度だけ
インストールされるようにする。install
ターゲットはこれらのターゲッ
トの両方に依存している。
Automakeはまたuninstall
ターゲット、installdirs
ターゲット、
そしてinstall-script
ターゲットを生成する。
この機構をinstall-exec-local
やinstall-data-local
ターゲット
を定義することで拡張することが可能である。もしこれらのターゲットが存在す
れば、それらは`make install'のときに実行されるだろう。
標準的なディレクトリ接頭辞、`data'、`info'、`man'、 `include'、`oldinclude'、`pkgdata'や`pkginclude'を使 う変数(例えば、`data_DATA')は`install-data'によってインストー ルされる。
標準的なディレクトリ接頭辞、`bin'、`sbin'、`libexec'、 `sysconf'、`localstate'、`lib'や`pkglib'を使う変数 (例えば、`bin_PROGRAMS')は`install-exec'によってインストールさ れる。
その名前に`exec'の付いたユーザ定義のディレクトリ接頭辞を使う変数(例 えば、`myexecbin_PROGRAMS')は`install-exec'によってインストー ルされる。他のユーザ定義接頭辞は全て`install-data'によってインストー ルされる。
Automakeは全てのインストール規則で`DESTDIR'変数に対するサポートを生 成する。`DESTDIR'はインストールするものを集結地に移転するために `make install'ステップの間に使われる。それぞれの(インストールする) ものとパスはインストール場所にコピーされる前に`DESTDIR'の値を接頭時 としてつけられる。ここにDESTDIRの典型的な使い方の例がある。
make DESTDIR=/tmp/staging install |
この場所は`/tmp/staging'の下に構築されたディレクトリ・ツリーにもの をインストールする。もし`/gnu/bin/foo' と `/gnu/share/aclocal/foo.m4'がインストールされるならば、上のコマンド は`/tmp/staging/gnu/bin/foo' と `/tmp/staging/gnu/share/aclocal/foo.m4' にインストールするだろう。
この特徴はインストールイメージとパッケージを構築するのに共通に使われる。 より多くの情報のために(standards)Makefile Conventions section `Makefile Conventions' in The GNU Coding Standardsを見よ。
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This document was generated by Akihiro Sagawa on June, 15 2005 using texi2html 1.70.