First Impression of OLYMPUS CAMEDIA C-400L
(4, Oct, 1996)

$Id: index.html,v 1.4 1997/08/19 13:23:20 riho-m Exp $

前評判の高かったオリンパスのデ ジタルカメラを購入したので、不肖渡辺りほえむが最初の使用感をご報告いた します。
なお、私はこの文章を読んであなたが行動した結果/副作用について 一切の責 任を負いかねます。悪しからず。
先日、今月からアメリカに1年間行ってしまう友人にQV-10を譲りました。約 1年半のお付き合いでした。アメリカでも元気でがんばって!>私のQV10

当然次に何を買おうかと考えていたのですが、最近はいろんなのが出ています し、しばらく静観していようかとも考えていたのです。

しかし、結局買うことにしました。10/4の午後3時頃、ヨドバシカメラ新宿西口本 店に電話。

私:「明日、発売されるC-400L予約したいんですが。」
店員:「今日、入荷しておりますがいつ取りに来られますか?」
私:「では夕方に参ります。」
ずいぶんあっさり予約できたので、驚きました。どうせ今日は無理だろうと あきらめていたのに。

新宿で食事の約束もあったので、その前に行って手に入れることにしました。 itojun氏とと もに私の買い物欲を煽ってくれた tate氏 が同行してくれました。 今日の新宿は 高島屋新宿店タイムズスクウェアがオープンしたこともあって、やたらに 人が多かったです。店に着くと、そこはいつものヨドバシ。itojun氏のQV100 購入時とは異なり行列などはありませんでした。

C-400L本体:59,800円、接続キット:6,240円でした。あ、ACアダプタ買い忘れた、 まあいいか。

早速、ドトールに行って中身をチェック。


箱を開け中身を取り出して、マニュアルを軽く読みつつ練習撮影をしてみます。 まず電池を入れます。単3を4本。右手で支える部分の膨らみが電池の入る場 所です。あと、リチウムのボタン電池を液晶の左側部分に入れる。これでおっ けー。QV10と比べると一回り大きいですね。厚みがかなり違います。プラスチッ クボディですが、しっかりした作りです。

とりあえず、何も考えずに撮っ てみます。カメラ前面のレンズバリアを開けると電源ON。ファインダーを右目 で覗いて、目の前のtate氏を撮りました。
画質:標準、フラッシュ:あり 画質:標準、フラッシュ:あり
左目で覗くと鼻が液晶に当たって液晶が汚れる可能性もあります。 あ、フラッシュ焚いちゃった。周りの目がいきなり集まる。うわー恥ずかし。 シャッターボタンは、半押しで露出が固定され、さらに押し切れば撮れます。 「ピピッ」と音が鳴れば撮影完了。その後内蔵メモリに書き込みが行われます。 マニュアルによると高画質モードで約6秒、標準で約2秒。

QV10のように液晶モニタを見ながらの撮影もできます。でもそのときは液晶の ON/OFFボタンを押し続けないとすぐ消えます。QV10に慣れた私は最初これがわ からずちょっと戸惑いました。液晶に写る画面はQV10のようなぱたぱたする絵 ではなく、なめらかです。

次にフラッシュを焚かずに撮ってみます。フラッシュには4つのモードがあり、 それぞれ「オート発光」「赤目軽減発光」「発光禁止」「強制発光」で、フラッ シュモードボタンを押すごとに切り替わります。 これが曲者といえば曲者で、レンズバリアを閉めて電源を切ると、「オート発 光」に戻ってしまいます。これを忘れて、フラッシュを使いたくないときに使っ てしまうことになってしまいました。

私が思うに、デジカメ(特に液晶モニタつき)で写真を撮る場合には、撮った その場で液晶モニタでできを確認して、また撮るという作業の繰り返しです。 このC-400Lでは、撮って確認するためにレンズバリアを閉めて電源を切り、次 に液晶の電源を入れるという作業がいるわけです。レンズバリアが開けたまま 液晶モニタで確認できればいいですね。確認してから次の撮影に移る際には再 びレンズバリアを開けば液晶モニタは電源OFFされます。

さて、フラッシュ を焚かずに撮ったものがこれです。
画質:標準、フラッシュ:なし 画質:高画質、フラッシュ:なし
最初は標準、次に高画質です。高画質と標準はボタンで切り替わります。何度 か試したのですが、この画質モードは電源を切っても保存されているようです。 ドトールはわりと薄暗いですが、フラッシュを使わないと全体が少し青っぽい ような色になりました。

次の約束があるのでtate氏とはそこで別れて、甲州街道沿いの東京プラザビル 2FのRose de Saharaに移動です。この店はドトールよりさらに店内が暗いし、 明かりも変化します。フラッシュありなし、高画質・標準、マクロ・通常とい ろいろ試してみました。
画質:標準、フラッシュ:あり 画質:標準、フラッシュ:なし
画質:標準、フラッシュ:なし 画質:標準、フラッシュ:なし
画質:高画質、フラッシュ:なし 画質:標準、フラッシュ:なし
画質:標準、フラッシュ:あり 画質:標準、フラッシュ:なし
画質:高画質、フラッシュ:なし 画質:標準、フラッシュ:あり
画質:標準、フラッシュ:あり
ここではパソコン接続キットで吸出し、高画質JPEGで保存したものを載せます。 補正、修正はしていません。暗いところだと、 フラッシュなしでは少しつらそうですね。補正すれば見れるレベルになると思 います。また、マニュアルによるとフラッシュを使用しない場合、最大で8分 の1秒までシャッタースピードが延長されるとのことなので、手ぶれには注意 した方がいいですね。

近くにあるものを撮るときは「マクロモード」を使います。マニュアルによる と、A5サイズがフレームいっぱいに撮れるとのことです。C-400Lでは、0.2mか ら0.75mがマクロモード、それ以上は通常モード、となってます。今回は知ら ずにたいていのものを通常モードで撮りました。0.2m以内にあるものを撮って もピントと露出は合いません。

液晶モニタでの再生は、レンズバリアを閉じてから液晶モニタのON/OFFボタン を押して電源を入れることでできます。内容は既存のデジカメに準じているよ うです。コマ番号、電池残量、プロテクト、高画質モード、撮影日時が表示さ れます。コマ送り、コマ戻しは「+」と「-」ボタンでできます。その他、コマ 消去、全コマ消去、自動再生モード、マルチディスプレイモードがあります。 再生の表示速度は、遅いです。一瞬では出ません。上から下にぱらぱらと表示 されます。高画質モードで3秒程度、標準で2秒程度。撮影から再生に切り替 えるのに少し手間がかかり、さらに再生表示でも時間がかかるので確認と撮影 の連続作業には少し不利です。

購入した接続キットはC-1KFです。Win95,Win3.1,Mac用のソフトウェア、DOS/V 接続ケーブル、Mac用変換コネクタ、98用変換コネクタが含まれています。私 はおうちはDOS/Vですが、仕事場にはMacもあったりしますから両方入っている のはとても助かります。AdobeのPhoto Deluxe付きのものもあるようです。

接続キットでできることは、

操作は、QV10の初期の接続キットのユーティリティと比較するとずっとよく直 観的でわかりやすいと思います。ホームページ野郎にはサムネールを作るのが 面倒ですよね。ファイルをオープンする際にサムネールを毎回生成しているの だからサムネールの保存というのがあるといいのではないかと思います。でも 別の方法でもできますね。大した事ではないですが、「ファイル」→「サムネー ルウィンドウを開く」、「編集」→「全てを選択」、「ファイル」→「選択画 像の保存」、「サイズ」のチェックボックスをチェックしてサイズを指定(例 えば60x60)、保存するディレクトリを指定し、「OK」をクリックする、ででき ると思います。

とりあえず以上です。C-400Lは操作系には若干気になるところがあるものの、 それを気にさせない映りの良さがあります。レンズの特性やファインダーに慣 れれば普通のフィルムのカメラと同様の操作感で撮影できると思います。暗い ところでの撮影はフラッシュ無しでは少し弱いようですが、そういう場所では フラッシュを使用すれば撮れるので問題無いです(無しで撮っても色や明るさ の補正で見えるレベルにできるでしょうが)。


思い付くままに書いていますんで,乱文乱筆をどうかお許し下さい.(後日直します)

まだまだ使いこなせているわけではありませんので、これからもC-400Lの使用 感をおいおいお伝えしていきたいと思います。C-400Lとコンピュータ間通信の プロトコル、コマンド体系などもわかるといいですね。(但し、マニュアルに は「本体アプリケーションやDLL等の解析、リバースエンジニアリング、デコ ンパイル、ディスアセンブリ、印刷を禁止いたします。」と書かれていますが。)


B級グルメ日記も書いてみました.よろしかったらどうぞ.
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