まずケーブルを作るための 道具を用意しましょう。必要なものは、はんだ、はんだごて、はんだ台、 カッター、ニッパ、ドライバです。ケーブルを作る材料として、コネク タ2つ、コネクタカバー2つ、ケーブルを用意します。

では実際にケーブルを作って 見ましょう。まず、ケーブルの皮膜をカッターでむきます。目安としては 3cmから5cmむくといいでしょう。するとアルミ線が出てきますが、今回は 使用しないので後の作業の邪魔にならないように切ってしまいます。 銅線の中央から伸びている糸も同様に切って写真の状態にします。

次に銅線の皮膜をニッパを使 ってむきます。ニッパで銅線の先から5mm程度のところを軽くはさみニッ パを回転させて皮膜に切れ目をいれます。皮膜を長く切りすぎるとショートの 原因にもなりますのでできるだけ5mm程度でおさまるようにしてください。 十分に切れ目が入ったらニッパではさんだ皮膜を上に引っ張り皮膜を はがします。全部の銅線に関して同様の作業をしましょう。

次の作業では 皮膜を切り取った銅線部分にはんだをつけます。はんだをつける前に 銅線の先を指でねじってまとめておきます。そして銅線とはんだ を同じ手でもち、はんだの先端と銅線の先端が重なるようにしてから はんだごてを軽くはんだにあてます。これにより銅線 の先をまとめるとともにコネクタに銅線をはんだづけする際に作業が 容易になります。

コネクタのピンにも あらかじめはんだをつけておきます。作業が難しいと感じる人は コネクタをガムテープ等で固定しておいてください。

いよいよケーブルとコネクタを 接着します。すでにコネクタにはんだをつけているので銅線の先端と コネクタのピンを重ねてはんだごてで熱するだけでピンと銅線を 接着することができます。ピンにつけたはんだが溶けたら すぐにはんだごてを離し1秒程度放置します。はんだが固まったら 銅線がぬけないかかるく引っ張って確認してみてください。

次はコネクタ部分にカバー をつけます。まずは _∩_ 型の金具の対をケーブルの皮膜の切れ目、 コネクタ側に写真のようにとりつけます。ネジを使いますのでドライバを 用意してください。

次にカバーにコネクタを はめ込みます。その際にケーブルを機器に固定するためのネジを取り 付けます。ネジがカバーの中に埋まってしまうのを防止するため、  )型の止め具に通した上でネジをコネクタの両脇にある穴に通して ください。この時点ではこれらのネジは固定されていない状態です。

上側にカバーをかぶせて ネジ止めすれば完成です。お疲れ様でした。:)