1999年 5月 月旦報告

慶應義塾大学環境情報学部1年
仲山 昌宏(NAKAYAMA Masahiro)
masa@sfc.wide.ad.jp

今月行ったこと

輪講本番

egichanさんと共に挑戦した輪講だが、発表日の延長なども手伝い、なんとか形にすることが出来た。 発表の内容は、E-Mail爆弾の分析とその対策というもので、原文はPostScript形式HTML形式で読むことが出来る。 また、輪講発表はHTML形式で読むことが出来る。
この論文ではまず、1997年前半に発生したLangley米国空軍基地に対する、 インターネット経由での自動化されたメール爆弾を具体的な事例として取り上げ、 メール爆弾の手法や、実際に行われた対策を述べている。 そして、アタックの前兆や対策の効果を調べるための「メール爆弾早期警戒システム」や、 公開鍵暗号などを利用した暗号化電子メールの手法などにも触れている。

自宅にて運用中のLinuxマシンの整備を含めたUNIXの理解

まず、NIFTY SERVEの友人の一人に大学のシステム管理者という人が居て、 その人に紹介された「UNIX SuperText」を読むことから始めた。 上下二巻で、UNIXの利用法だけでなく構造など詳しいところまでを理解するのに、非常に役に立った。 また、TCP/IPネットワーク管理 第2版(O'reilly)や、 CGI&Perlポケットリファレンス(技術評論社)などを読み TCP/IPやPerlについての基礎知識を深めた。
自宅で運用中のLinuxマシンの整備については、 具体的にはPlamoLinux 1.4.1を導入後、 WindowManagerとしてWindowMakerをソースコードから導入した。 加えて、主に利用しているWindowsNTマシンからのファイルの転送が容易なように、 Sambaや、 CGIやSSI等の実験用にApacheなども入れた。 残念なことに、現在モデムをWindowsNTマシンに接続しているため、 このマシンから直接外部のインターネットに接続することが出来ない。 近いうちに、RS-232C切り替え機などを用いることでモデムをこのLinuxマシンに接続し、 IP Masquaradeを利用したゲートウェイマシンとすることを目論んでいる。 また、PerlやDataBaseを用いたCGIスクリプトなどに強い興味を持っていることから、 このLinuxマシンをその実験に有効に利用しようと考えている。