Feb 09, 2007

卒論の書き方:文章の注意点

卒論を書く人が,必ず犯す間違い集.何世代も卒論を見ていると, 本能的にそう間違うようになっているのかというほど,みんな同じように 間違う(もちろん自分も先輩からまったく同じことを言われた).

  • 一文の長さ.

    文章は短く.切れるものは何でも切る.

    • 「一般的にAと呼ばれるBは,Cの目的で利用される」
    • ->「Aは一般的にBと呼ばれる.これは,Cの目的で利用される」

  • 段落の変え方

    段落は,話題,主張などで変える.段落を変えてばっかりいると 読みにくい,話の流れ,議論の組み立てが掴み取れない. 一段落一話題.

  • 省略しない

    主語を省かない.読者にとっては明確でない場合が多い.冗長(繰り返し)  になってもいいので省略せずに書いておく.

    前提,理由や結果を書き惜しみしない.二度手間になろうがなんだろうが まず書いておく(後で添削者が削ってあげる).

    「AにはBという性質がある.これがCであるため, AはDであることが望ましい.これが実現できると, EがFとなる(から嬉しい)」
    という組み立てが,
    「AはDであることが望まれる」
    だけになっていて,前後が飛んでることが良くある. 接続詞のところで,話が飛んでいないかよく考えるべき. 文と文のつながりを考える.

    「何々*も*」と言う場合には,その他に何があるのか あらかじめ明確にしておく(そうでなければ「も」と言わない)

  • 簡潔に言い切る(できるだけ削る)

    • ×:行動を行う -> ○:行動する
    • ×:研究を行う -> ○:研究する
    • ×:比較を行い -> ○:比較し
    • ×:呼ばれるようになった -> ○:呼ばれている
    • ×:というわけではない -> ○:ではない
    • ×:「~が可能である」→ ○:「~できる」
    • ×:「選ぶことはできない」→ ○:「選べない」
    • ×:~ということ
    • ×:~ということである

  • 繰り返し,冗長(余分な無駄)にならないように気をつける
    • ×:研究されてきた研究 -> ○:開発されてきた研究
    • ×:頭痛が痛い -> ○:頭が痛い,頭痛がある
    • ×:「また,」「~も」の連続

  • 口語は使わない
    • ×:いくつも ,たくさん -> ○:多数
    • ×:NATされる -> ○:NATを介す

  • 慣習

    読みやすさの点からこうすることが慣習となっている

    • ×:事 -> ○:こと
    • ×:出来る -> ○:できる

  • 用語を統一する

    利用者とユーザなど,複数の用語を同じ意味で混在させるのは禁止。 このことを指したいときはこの単語、と自分で決めて大切につかう。 (使い分けることは,一言初めに断るもしくは定義した後,やってよい)

    • ルーティング <-> 経路制御
    • ユーザ <-> 利用者
    • 迷惑メール <-> スパム <-> spam

Posted at 20:46 in education | WriteBacks (1) | Edit
WriteBacks

「呼ばれている」は私なら「呼ばれる」にすることが多いかな。
「こと」っていう言葉はそもそも便利だけどまわりくどくなりがちなので、極力避ける位がいいかもね。

Posted by ×ね at 2007/02/14 (Wed) 01:41:20
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