良書リスト

読んで感動したので人にも薦めたい本、これから読まなくては(これさえ読めば 似たような他の本は読まなくてもいいのでは)と思っている本のリスト。

アルバート・ラズロ・バラバシ, "新ネットワーク思考-世界のしくみを読み解く", NHK出版

専門書ではないが、教養として非常に優れた本。グラフ理論の起源となる オイラーの話から、ランダムモデル、クラスタモデルなどの既存の ネットワークモデルの話、そしてスケールフリーネットワークモデルの 説明。(情報ネットワークだけでなくコミュニケーションネットワークなども 含めて、)ネットワーク研究者ならば誰でも知っておくべき。

岡田 博美, "情報ネットワーク 電子・情報工学講座", 培風館

情報ネットワーク技術全般への入門書。多重化方式など、広範な技術を平易に解説。

R. セジウィック, "アルゴリズムC・新版", 近代科学社

アルゴリズムとは何か、データ構造とは何か、計算量とは何のためにあるのか を一から百まで教えてくれる良本。既存のアルゴリズムが実用の際にどう 効果的であるのか、どのようなアルゴリズムがあり、どれが優れているのかを 網羅している。

Christian Huitema, "Routing in the Internet", Prentice Hall

インターネットルーティングの概要を網羅した良書。実用上の各プロトコルの 解説、拡張機能や問題点の網羅、インターネットルーティングの将来の 方向性などがまとまっている。

守屋悦朗, "形式言語とオートマトン", サイエンス社

オートマトンや形式言語に関する理論が豊富な図で丁寧に述べられている。 その分野の必要性、定義、背景/歴史など、知りたいものは全部載っていそう。 集合論などの基本から始まって、高度な問題まで扱っているようで、 数式に慣れるために読むという使い方もできそう。400ページの内容を 250ページに詰めたというから、読むのは大変かも。


Dimitri Bertsekas, Robert Gallager, "DATA NETWORKS", Prentice Hall

通信網に関して、概念や原理の解説と、数学的な解析を網羅した古典。 非常に高度。ネットワークの効率、待ち行列、経路選択アルゴリズムなどに 関する密度の濃い議論。難解。この本の内容を理解することを目標にすると 良いと思う。これがわかったときには立派な研究者。