RS-232C のケーブル作りに参考となる写真いろいろ

各画像をクリックすると、大きなサイズで見られます。画像の大きさが 2 種類あるのは、2 つのデジカメの写真を僕が大きさの違いに気付かずに同じ縮小率で小さくしてしまったからです。

1) 必要な道具一式…ケーブルの材料 (ケーブル本体、コネクタ)、はんだづけセット一式、ニッパー、カッターナイフ、ドライバー、熱収縮チューブ
道具一式 1 道具一式 2

2) コネクタ 4 種類。左上 D-Sub 9pin メス: 、右上: D-Sub 9pin オス
左下:D-Sub 25 pin メス、右下: D-Sub 25 pin オス
コネクタ

3) コネクタの信号線接続部拡大写真。
コネクタ拡大

4) 一番外側のビニール皮膜をカッターで破る。カッターナイフ側ではなくケーブル側を動かすのがこつ、らしい。
皮膜除去 1 皮膜除去 2
皮膜除去 3 皮膜除去 4

5) 中の信号線を全て取り出す。とにかく全部取り出す。
中身 1 中身 2

6) コネクタ内部でのショートを防ぐ熱収縮チューブ。通常のケーブル作りでは使わなくてもよいようだ。
チューブ

7) 信号線の先端をむきとり、導線を露出させる。1.5〜2.0 ミリくらいかな。
導線露出 1 導線露出 2

8) 信号線の先をはんだでメッキする。持ち方は写真を参考。
導線メッキ 1 導線メッキ 2 導線メッキ 3

9) コネクタの接続部にもメッキを行う。ちなみに、はんだごての先は常にきれいにしておかないと、うまくはんだがのらないので注意。
コネクタメッキ 1 コネクタメッキ 2

10) メッキされた D-Sub 25 pin コネクタ。
コネクタメッキ 3 コネクタメッキ 4

11) コネクタと信号線ををはんだづけする。なお、デジカメのトラブルにより、25 pin コネクタ側の完成写真はありません。
はんだづけ 1 はんだづけ 2 はんだづけ 3 はんだづけ 4 はんだづけ 5 はんだづけ 6

12) D-Sub 9 pin コネクタ側も同様に、外側のビニールを破っていく。
反対側のビニール破り

13) 信号線の先端とコネクタの接続部にそれぞれ、はんだでメッキを行う。
反対側もメッキ 1 反対側もメッキ 2 反対側もメッキ 3 反対側もメッキ 4

14) メッキされた D-Sub 9 pin コネクタ。ピン番号をマジック等でわかりやすく書いておくと、接続ミスを防ぐことができる。
コネクタ拡大 1 コネクタ拡大 2

15) コネクタと信号線をはんだづけする。ここで見えている熱収縮チューブは、はんだづけが終った後、専用ドライヤーかはんだごての先端で熱するとキュッと縮む。
反対側はんだづけ 1 反対側はんだづけ 2 反対側はんだづけ 3

16) 金属の皮膜を用いてアース接続を行う。コネクタ・皮膜側ともに、はんだがのりにくいので結構難しい。またこの部分は熱伝導率がとても良いため、火傷する危険が大きい。なにか熱伝導率の低いもので押えながら作業を行うといいかも。
アース

17) コネクタのカバーを取り付ける。
カバーとりつけ 1 カバーとりつけ 2 カバーとりつけ 3

18) D-Sub 9 pin コネクタ完成。
9 ピンコネクタ完成

19) ケーブルの種類 (ストレート or クロス) を間違えないように、ラベルを用意するとうれしい。
ラベル

20) 完成した「9 pin メス - 25 pin メス」のケーブル……て、使いどころがないような気もする
完成したケーブル

21) (おまけ) ストレート・クロス変換コネクタいろいろ(なかには怪しいものもあるけど)。
変換コネクタいろいろ


大西孝義
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