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mai 14, 2008

大学講義 ベンチャー・ビジネス論 - 塩沢由典編

大学講義ベンチャー・ビジネス論―経済発展と企業家精神」を読みました。大阪市立大学経済学部の1989年度企画講座「経済構造論特講(経済発展と企業家精神)」に基づいており、ゲスト講師による講演、パネルディスカッション、補講の一部が記録されています。リストは当時の肩書きですが。

第 1講 「企業家精神をみる眼」 - 塩沢由典
第 2講 「十中の二になる努力」 - 伊藤彰彦((株)ダイケイ社長)
第 3講 「遅れた業界にこそ革新の余地あり」 - 小嶋淳司(がんこフードサービス(株)社長)
第 4講 「夢を実現する条件」 - 千本倖生(第二電電(株)専務取締役)
第 5講 「不利な条件を有利に生かす」 - 大川功((株)CSK社長)
第 6講 「一に営業、二に営業、三、四がなくて・・・」 - 永守重信(日本電産(株)社長)
第 7講 「企業家精神の自己教育」 - 高原慶一朗(ユニ・チャーム(株)社長)
第 8講 「組織を変え、人を変え、商品を変える」 - 佐伯秀穂(倉敷紡績(株)専務取締役)
第 9講 「新事業展開をシステム化する」 - 倉光弘己(大阪ガス(株)エネルギー文化研究所所長)
第10講 「ニュービジネス時代の企業家精神」 - シンポジウム
第11講 「ハードル競争ともぐらたたき(補講)」 - 塩沢由典

それぞれの講義が、実際に経験をしてきた人たちの言葉だからこそ重みがある。最近アントレ系の本をいくつか読んでいるけれど、その中にでてきそうな注意するべき点、ということについて様々な視点から語ってある。1989年とずいぶん昔の講義ではあるけれども、基本的な考え方は変わっていない。面白い本だった。それぞれの社長の性格が講義に現れていて、自分はどのタイプなんだろうと考えるのも楽しかった。短いパネルディスカッションよりもある程度定まった時間を割いて話してもらうことの大切さも学んだ。

技術があるから売れるという訳ではなく、独りよがりでだめで、実際に使う人に納得して購入してもらわなければ意味がない。人材が大切であるということ、マーケットをどれだけ事前に調査するかで発展性が決まる、強い意志がなければシステムだけあっても無駄である。ベンチャーとは、起業をするだけではなくて、会社の中でのイノベーションをすることも含む。常にベンチャー精神を忘れてはだめ。失敗するベンチャーは、売れ始めて社長が油断したときに失敗する。各地域が活発にベンチャーを育成していくことが全体的な発展に繋がっていく、等など。当たり前だけどこれだけじゃ書ききれません。

カントの言葉。「論理の裏付けのない直感は盲目のようなものだ、しかし、直感の裏付けのない論理は気の抜けたビールのようなものだ」

投稿者 funya : mai 14, 2008 01:27 PM

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