juillet 29, 2007
思いわずらうことなく愉しく生きよ - 江國香織
江國さんの「思いわずらうことなく愉しく生きよ」を読みました。ネタばれありなので気をつけて。
恋愛は最初は感情で始まるけれど、その後は意志である、という正彰君と育子ちゃんの考えは私もそう思いました。ただし、意思の原動力は恋愛であるというのにも納得。そういうのをストンと言えてしまうのが江國さんの小説に出てくる女の人が強い理由なんだろうな。
家庭内暴力を受けていても、夫には私しかいない(私には夫しかいない)んだから出て行ってはいけないと思う麻子の気持ちも理解できたりして、気持ち悪いと思いつつもどうしようもなく納得したりもして。どんなに暴力を振るう人でも、一度は愛した人なのだから最後まで向き合って責任を取るべきだと考える姿が心に響きました。愛しているからこそ異常な行動を取ってしまう相手をどうして放り出すことができましょう。自分だけは大丈夫と思っていても、大丈夫じゃなかったりすることは多々あります。自分自身も少し異常なことを抱えながら生きていて、世の中にはいわゆる”普通の人”なんていないのではないかと思うけど、それでも「思いわずらうことなく愉しく生きよ」ということなんですよね。
なんだか読んでいて自分が不安になるような、でも引き込まれていく不思議な小説でした。
投稿者 funya : juillet 29, 2007 11:59 PM
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コメント
>夫には私しかいない(私には夫しかいない)んだから出て行ってはいけないと思う。。。
暴力癖、浮気癖をもつ人とかのパートナーにありがちな麻薬効果みたいな感じですよね。。。
人になんと言われようと辞められないと言うか。。。私もちょっとわかりますよw
でもそれを許してしまう女がいるから、そういう男が変われなかったりもするわけで。。。
それってその男にとって、女にとってプラスなのかどうなのか。。。冷静になると見えてきますね。
しかも、この人には私しかいないんじゃ、、、と思い込んだところで、実は男にとったらそうとも限らない。むしろ他の女ならうまくいったり。。。
ってのが小説と違う、現実だって最近思っています。。。w
投稿者 coffee : juillet 31, 2007 03:11 AM
> coffeeさん
やっぱり最後は自分で清算するしかないんですよね。
許してしまう女にはなれそうもないですが、
変化の手助けをする女の人にはなれると思ってしまうのがまた罠なんでしょうね~。
この人には私しかいないと思っても、男にとってはそうじゃない、はその通りですね(笑
なんか、ドロドロした小説でしたよ~。
投稿者 funya : juillet 31, 2007 02:36 PM
思いわずらうことなく愉しく生きよ
当時、この題がパッ☆と目に飛び込んできて
ホントにそうやって生きられたら愉しいだろうなぁ・・・と即買いした記憶が。
確かにドロドロした小説だよね・笑
でも人間って生きてたらそういう感情にブチ当たるなぁと、妙に共感できる自分がいたり。
そんな自分に「えっ!?ワタシって変なん!?」と不安になったりしたヨ。
funyaちゃんの言うように、いわゆる「普通の人」なんていないのかもネ。
誰でも少なからず、変な、異常な部分を持って生きてるんだね。
投稿者 Y吉 : juillet 31, 2007 05:17 PM
> Y吉さん
コメントありがとうございます♪
そう、生きているといろんな感情に出会い、振り回されたり振り回したり、切磋琢磨しつつ
でも、成長している自分がいるんだな、と思います。
「普通の人」はいないけれど、それが社会なんでしょうね。
投稿者 funya : août 2, 2007 04:10 PM
